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» 2008年04月22日 11時51分 UPDATE

「早起きは三文の得」実行委員が行く:「21世紀型いい男」は1日にして成らず、メタボ撃退5習慣

今週1週間、丸の内で開催される早朝イベント「朝EXPO in Marunouchi 2008 spring」に、当編集部内「早起きは三文の得」実行委員が潜入。向かうは「21世紀型いい男」がテーマの講演だ。ここで言う“いい男”とは。一生いい男でいるためのメタボ撃退5習慣とは。

[豊島美幸,ITmedia]

 スポーツからお笑いまで、通勤前の早朝時間を有意義に過ごすためのイベント「朝EXPO in Marunouchi 2008 spring」が、昨日から金曜までの5日間にわたり開催中だ。どのイベントも無料か参加費1000円で楽しめる。

 ローマも朝型体質も1日にしてならず。夜型生活から脱出しようともがく「早起きは三文の得」実行委員の筆者は、初日の21日にさっそく参加してきた。

 すがすがしい朝の日差しが降り注ぐ新丸ビル10階エコッツェリアで行われたのは、アクティブエイジングを提唱する朝倉匠子(あさくら・しょうこ)氏の講演である。7時半開始にもかかわらず、働き盛りのビジネスパーソンが多く詰めかけた。

習慣その1:アンチ野菜信仰、3種のタンパク質もまんべんなく

mt_asa1.jpg 美しく年を重ねている朝倉氏。内側からあふれる華やいだオーラに圧倒される

 講演テーマは「21世紀型いい男」。ここでの“いい男”とは、メタボリックシンドロームに無縁な元気な男性のことだ。朝型体質もいい男も1日にして成らず。朝倉氏は、メタボと無縁な人生を手に入れるためのさまざまな生活習慣を推奨する。その中から5つを選りすぐってみよう。

 まず1つ目は、大豆と野菜だけ食べておけば健康だという「間違った野菜信仰を今すぐやめること」。人の体はタンパク質からできている。タンパク質の元は肉、魚、大豆。各々にしか含まれない特有成分があるから、「どれも同じくらい大切」だ。

 戦後50年間で日本人の平均寿命が60歳から85歳まで伸びたのは、「3種のタンパク質と野菜をバランスよく摂取してきたこと」である。

 「人は血管から老いる」と言われている。菜食主義の人は「タンパク質を植物からしか摂取しないから血管がもろくなりやすく、突然死などに結びつきやすい」。心にも影響を及ぼす。「タンパク質の元になる必須アミノ酸のトリプトファンを摂取しないと、精神を安定化させる脳内物質セロトニンが分泌されれにくくなって、うつになりやすい」という。

習慣その2:スローフードを避け、いろんな土地から“お取り寄せ”

 次の習慣は、「地の食べ物だけでなく、さまざまな土地の食べ物を食べること」。「流行しているスローフードは個人的にはおススメしません」と、キッパリ。

 というのは、「カドミウムが多い土地や鉛が多い土地など、土地にはその特有の土壌」がある。だから同じ土からとれたものばかり食べていると、「その土地の偏った成分を多量摂取してしまうリスクが高まる」からだ。

 「公家社会でお取り寄せの食文化が普及してたのは、偏食のリスクを減らすためでもあるんです」。さらに、同氏によるとサプリメントで足りない栄養素を補うのも1つの手だ。

習慣その3:食べ方でも一工夫、いきなり炭水化物を口に入れない

 バラエティ豊かにバランスよく――にプラスしたいのが、どう食べるか。物を食べると血糖値が上がり、インスリンの値も上がる。だが「いきなりインスリン値が上がると、細胞をキズつけてしまう」。

 細胞をキズつけないためには、「いきなり炭水化物を口にしないこと」である。例えば紅茶やコーヒーなどを飲んでからケーキを食べる、おつまみを食べてからビールを飲む、お味噌汁を飲んでからご飯を食べるなど、意識して気をつければいいという。

習慣その4:快適な“大”と“小”排出のために、適度な運動を

 次に習慣づけたいのが「不必要になった物を体内にためこんでおかないこと」。老廃物の放出の内訳は「75%が“大”、20%が“小”、残りの3%が汗、1%がツメ、0.5%が髪」だ。岩盤浴やヨガ、サウナなどは大量の汗をかく。だから毒素や老廃物が取り除かれ、デトックスした気分には浸れるが、実はほとんど効果がない。

 それより“大”と“小”をきちんと体外へ排出できるよう、腹筋の内側にある筋肉などを鍛えたり、適度に運動するなどして腸のぜんどう運動を促すほうが「はるかに効率がいい」。

習慣その5:質のいい眠りにイビキは大敵、アゴのぜい肉と決別しよう

 習慣の最後は「質のいい眠りをとること」。人はノンレム睡眠とレム睡眠を交互に繰り返す。90分周期で一晩5〜6回だ。このサイクルが乱れると質が低下するのである。

 「質のいい眠りを妨げるのがイビキ」。その最大の原因は肥満による“二重アゴ”だという。イビキは、脂肪などが気道を圧迫し、呼吸時に空気が通りにくいと起こる。だから脂肪が多いため二重アゴになる、いわゆる“メタボ”な人ほどかきやすい。

 さらにメタボはEDにもつながる。この意味でも生涯“現役”を目指すなら「イビキをかかない、いい男であれ」と、朝倉氏。ぜい肉と決別するには、適度な食事摂取と運動は不可欠である。

 「人は生きるほど、誰でもキタナくなっていくもの。でも食事、適度な運動、いい睡眠。若いうちから意識して習慣づけていくことで、10年後、20年後の肉体を変えることができる」。長期的視野に立ち、今から“メタボ撃退5習慣”を始めてみてはいかがだろうか。

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朝倉匠子氏 プロフィール

 四谷にある雙葉学園を経て青山学院大学文学部英米文学科卒業。化粧品メーカー、自動車会社、飲料メーカーなどのCMモデルを経て、テレビ司会や経済インタビュアーとして活躍後渡米。結婚〜出産〜子育てのため10年間メディア活動休止。その間、カリフォルニア大学にて「NPOマネジメント」および「ジェロントロジー(加齢学)」を学ぶ。ジェロントロジーを元に、能動的、精神的、美的な加齢法である「アクティブ・エイジング」を提唱。最先端の医療、心理学、社会学と連携しながら年を重ねる楽しさ、自信、美しさを育む活動を行う。

 『「男」再生プログラム』(新潮社刊)、『自分力の鍛え方』(ソーテック社刊)、『エイジング革命』(ソーテック社刊)など著書多数。


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