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» 2008年05月27日 15時48分 UPDATE

Lifehacker:古いノートPCに「第二の人生」を与える方法

古くなって遅くなってしまっても、まだ動くノートPCを捨てるのはもったいない。古いノートPCを安く(あるいはタダで)再利用する方法を紹介する。

[Kevin Purdy,Lifehacker]
LifeHacker
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 有名な競走馬や古典書と同じで、ちょっとくたびれてしまったからという理由でノートPCを捨ててしまう人はいないだろう。たとえ時代遅れで馬力不足に見えても、それでもほとんどのノートPCは小さくて静かで、消費電力が比較的少ないため、持っておけば非常に便利な予備になる――たとえディスプレイが映らなくてもだ。

 幾つかのフリーソフトとちょっとしたノウハウ、それからホームネットワークに関する創造的なアイデアがあれば、ほとんどの古いノートPCは息吹を吹き返す。今回は、そのためのベストな方法を幾つか紹介しよう。

ディスプレイなしの省電力予備システムを作る

 ノートPCに載っているものがすべて問題なく動いている――最も重要(そして高価)なパーツであるディスプレイを除いて――なら、葬式を出すことはない。再利用のチャンスだ。

 ノートPCをルータの近くに置いてネットワークケーブルで接続し、どんなOSも「首なし」で走るようシステムをセットアップする方法と、Wake-on-LANで起動したときだけ走らせる(英文)方法を調べよう。そうすれば、高価なディスプレイがなくても、最低限の消費電力でファイルの変換や大容量ファイルのダウンロード、一時的なバックアップに使えるマシンが手に入る。だがノートPCにWake-on-LAN機能がない場合や、もっと多くの用途に使いたい場合は、いつでも次のようなことができる。

ホームサーバにする

 「サーバ」というと、たいていは温度調節機能が付いたラックマウント型のマシン、あるいは少なくともデスクトップシステムをイメージする。だが、ノートPCの性能拡張性、サイズ、ディスプレイが一体になっている点は、静かで優れたマシンを作り出せる。

 プリンタの隣に置いてどこからでも印刷(英文)できるようにしたり、Windows(英文)またはMac(英文)からブラウザ経由でリモート操作してBitTorrentコンテンツを入手したり、Webサーバ(英文)をセットアップしてファイルを取得したり、個人用Wiki(英文)などをホスティングすることもできる。あと忘れてはいけないのが、HDDに空きがあれば多目的メディアサーバ(英文)にもなるということだ。外からアクセスできるように設定すれば、世界――あるいは、少なくとも自宅のファイル――にすぐに手が届く。

デジタルフォトフレームを作る

 去年のクリスマスシーズンに大きな店に行かなかった人でもない限り、デジタルフォトフレーム――それなりのディスプレイが付いた100ドル程度の小型デバイスで、一般的なスライドショー機能が付いている――のブームが来ていることに気づいているだろう。

 最近ノートPCがあまり作業に使えなくなってきたと分かったら、逆方向に折りたたんで、好きなものを表示できて、その上メインマシンに写真を保存したときにそれを取ってくることもできるかもしれない、大きくて目立つフレームにするのはどうだろう。InstructablesにはMacBookを分解するための詳しい手順(英文)が載っていて、Popular Scienceでは古いThinkPadを使ってフレームを作る方法を説明(英文)している。ノートPCが電気を食う(あるいは長時間動いて熱くなる)のを防ぐには、自分が起きている間だけ「フレーム」を走らせるようタイマーを設定するといい。

軽量Linuxでもう一度羽ばたかせる

ks_note2nd1.jpg 画面はPuppy Linux(公式サイトより)

 動作が遅いというだけで、頼りにできるモバイルマシンをしまい込んでいるのなら、それはノートPCのせいばかりではないと考えてほしい。最近のOSのほとんどは、Webと電子メールと文書の処理、少々のマルチメディア機能だけが載っていればいいという作りにはなっていない。だが、古いシステムを新品のように見せられるOSがある。以下にお勧めのフリーのオープンソースOSをいくつかと、古いノートPCが何を得られるのかを示す。

  • Puppy Linux:非常に軽い(97Mバイト)ディストリビューションだが、スムーズで洗練されたインタフェースを維持し、一般的なコンピュータ作業を網羅するアプリケーションをそろえている。
  • Damn Small Linux:本当に高速で軽く、インタフェースはストレートだ。サイズは50Mバイト未満で、16Mバイト以上のメモリを積んだマシンで走る(そのマシンでブート、ロードできれば)。
  • Xubuntu:Ubuntuの環境とソフトウエアサポートをもっと軽いXFCEベースのデスクトップに入れたもの(Xubuntuの外観と最新機能はこちらを参照)。もっと軽い「Damn Small Ubuntu」をお望みなら、Fluxbuntuを試してみてほしい。
  • gOS:ブラウザベースのアプリで済ませている人にとっては、gOSは宣伝のための「Wal-Mart OS」というよりは、軽量のウィンドウマネージャ(Enlightenment)と必要なものがほとんど入ったMac OS Xライクなボトムドックを備え、WebアプリにフォーカスしたUbuntuのバージョンだ。

液晶ディスプレイをスタンドアロンのディスプレイにする

 気の弱い人や手先が不器用な人には向かないが、Instructablesのガイド(英文)には、ノートPCの液晶ディスプレイを垂直取り付け型ディスプレイに変える基本的な手順が載っている。自分でノートPCを分解してディスプレイケーブルを取り換えたわたしからアドバイスだが、作業はゆっくりやって、分解中に予備のねじとパーツをすべて置いておける場所を確保しておいた方がいい。

外部バックアップドライブを取り出す

 HDDの故障でノートPCが駄目になったのでないなら、ノートPCに内蔵されていたHDDは便利なポケットサイズの外部ドライブになる。LifeHacker卒業生のリック・ブロイダが、2.5インチHDDを筐体に適切に格納する方法を説明している。この通りにやれば、高いお金を払って便利な外部機器を買わなくても済むだろう。

無線LANのカバレッジを広げる

 無線LANの信号が家中をカバーできないときがあるのなら、ちょっとした工夫でルータをアップグレード(英文)するのが一番だ。だが手持ちのルータをTomatoやDD-WRT(英文)でパワーアップできないのなら、ノートPCを臨時のブースターとして使える。

 ノートPCのOSがMac OS X、Vista、またはXPなら、ちょっと調整するだけでホットスポット機能をオンに(英文)できる。Linuxユーザーの場合は、Linux.comのチュートリアルを読めば一般的なやり方が分かる。Ubuntuファンならここにもっと具体的な手順がある。最後に、Xboxをネットワークに接続しているけれど、Microsoftの100ドルのワイヤレスアダプタはちょっと高いと思っている人は、使わなくなったノートPCに手を加えて代用できる(英文)イー・モバイルなどを差したノートPCをルータ代わりにする方法はこちら)。

 古くなってしまったがまだ使えるノートPCの基本的な利用方法と幾つかの風変わりなアイデアを紹介したが、読者の皆さんもこの分野ではいろいろと経験があるだろう。古いノートPCの使い道で、最もクールな、あるいは便利なものはなんだろうか? こんなことができたらいいな、と思うことはあるだろうか? エピソードやアイデアがあれば教えてほしい。

本稿筆者ケビン・パーディはLifeHackerのアソシエイトエディター。愛用のThinkPadと絶対にお別れしたくないと思っている。Lifehacker上で毎週金曜にOpen Sourceryコラムを連載中。

原文へのリンク

この記事は、Lifehackerの発行元である米Gawker Mediaの許可を得て、アイティメディア株式会社が翻訳したものです。翻訳責任はアイティメディアにあります。

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