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» 2008年07月10日 15時30分 公開

ISOT 2008:この1年で最優秀の文具って?――グランプリ製品、見てきました

ISOT 2008が開幕した7月9日、この1年間に発表された文具製品の中で特に優れた製品に与えられる「第17回ステーショナリー オブ ザ イヤー」受賞製品が発表された。グランプリの栄光に輝いたのは――。

[杉本吏,ITmedia]

 国内最大規模の文具・紙製品展「ISOT 2008」が、東京ビッグサイトで開幕した。初日である7月9日には、この1年間に発表された新製品の中で特に優れている文具製品を選ぶ「第17回ステーショナリー オブ ザ イヤー」の表彰式が開催され、優秀賞を受賞した10製品の中からグランプリ2製品が決定した。

 ステーショナリー オブ ザ イヤーの対象となるのは、2007年8月1日以降に発表されたISOT 2008参加企業の文具製品。その中から、審査委員会が機能面、デザイン面で特に優れていると判断した製品を優秀賞として選定する。審査委員会のメンバーは森山明子氏(武蔵野美術大学教授)、帆足泰子氏(ワールドフォトプレス モノ・マガジン編集長)、澄川伸一氏(澄川伸一デザイン事務所代表)、寺田尚樹氏(テラダデザイン一級建築士事務所代表)、渡邉知子氏(日高国際特許事務所弁理士)の5人。

機能部門の優秀賞受賞5製品

(左)セイカの「はじめてのはさみ それいけ!アンパンマン/ディズニー」 (右)ヤマジックの「省資源面ファスナー付きファイル シリーズ」

 セイカの「はじめてのはさみ それいけ!アンパンマン/ディズニー」は、紙は切れるが指や髪は切れない、幼児用の樹脂性はさみ。指を入れる取っ手部分にばねを内蔵しており、幼児には難しい取っ手を開く動きをサポートする。

 ヤマジックの「省資源面ファスナー付きファイル シリーズ」は、ファイリングポケットがファスナーで取り外せるタイプのクリアファイル。従来のリングタイプなどに比べ、素早く簡単に取り外しができる点が特徴だ。

(左)米谷印刷工業の「ゆめーる封筒」 (右)LIHIT LABの「LIHIT LAB.Avanti カードホルダー」<カドロック&SEIHON>

 米谷印刷工業の「ゆめーる封筒」 は、封筒の角に付いている矢印型の点字に沿って角を破ると、中の糸がハサミの代わりになり、ハサミ要らずで開封できる。

 LIHIT LAB.の「LIHIT LAB.Avanti カードホルダー」<カドロック&SEIHON>は、表紙とポケットが同じサイズで、背部分には四角く持ちやすい「カドロック加工」を施した名刺ホルダー。ページをめくりやすく、手に持ちやすいつくりになっている。

清和産業の「ドライエッジ多用途両面テープカバー付」

 清和産業の「ドライエッジ多用途両面テープカバー付」は、テープのエッジ部分に粘着剤加工をしない「ドライエッジ」を改良し、はく離紙の幅をテープ幅よりも3ミリ幅広にすることで、はく離紙をはがしやすくした両面テープだ。

デザイン部門の優秀賞受賞5製品

(左)シヤチハタの「ネームペン・ポケット」 (右)セイカの「クレオラ ウインドウ“メガ”マーカー 4色」

 シヤチハタの「ネームペン・ポケット」は、本体がスライドして伸縮でき、頭の部分には印鑑を内蔵。キャップを外して捺印できる。

 セイカの「クレオラ ウインドウ“メガ”マーカー 4色」は、鏡やガラス専用の水性マーカー。濡れた布などで拭けば簡単に消すことができて、窓や鏡にデコレーションするのに便利だ。

(左)不易糊工業の「メタフィスViss 44050」 (右)フォーラムアートの「ハンカチで出来た御祝儀袋」

 不易糊工業の「メタフィスViss 44050」はねじのような形をした消しゴム。本体にらせん状の溝が入っていて、消しゴムの角を使うような感覚をいつでも味わえる。

 フォーラムアートの受賞製品は「ハンカチで出来た御祝儀袋」。使い終わった祝儀袋は広げると1枚のハンカチになり、ゴミが出ない。環境にやさしく、受け取った人にもうれしい製品だ。

北陸アルミニウムの「アルストレイン デスクオーガナイザー 300BK」

 北陸アルミニウムの「アルストレイン デスクオーガナイザー 300BK」は、ペンスタンドとミニトレイの両方の機能を備えた卓上収納グッズ。黒いインナーボックスは上げ底仕様になっており、天地をひっくり返せば2種類の深さで使用できる。また、スライドして自由に位置の調節が可能だ。

グランプリに選ばれた2製品は――

グランプリ受賞後、壇上で語るフォーラムアートの久保正広社長(左)と清和産業の清本尚哲社長(右)

 これら優秀賞受賞製品の中で、機能部門グランプリに輝いたのは、清和産業の「ドライエッジ多用途両面テープカバー付」。審査委員の森山氏は「ユーザーの使い勝手を考えた上での機能」と評した。

 壇上に上がった清本尚哲社長は「ドライエッジ自体は自分たちの発明ではないが、幅を3ミリ短くするという細かい改良が、この結果につながったのだと思う。我々は歴史ある企業ではないが、消費者に少しでも使いやすく、便利なものを提供するために今後も頑張っていきたい」と話した。

 デザイン部門では、フォーラムアートの「ハンカチで出来た御祝儀袋」がグランプリに選出。同社の久保正広社長は「ここ半世紀変わっていない紙の祝儀袋を変えようと、細く長くを目指してスタートして、気づけば10年で販売枚数が100万枚を突破していた。祝儀袋というのは買った人が相手に差し上げるもの。ということは、(祝儀袋を)いただいた人も含めて延べ200万人がこの製品を知ってくださったのかもしれない」と、感激した様子だった。

機能部門グランプリを受賞した、清和産業の「ドライエッジ多用途両面テープカバー付」。はく離紙の幅がテープ幅よりも3ミリ広く、はがしやすくなっている

デザイン部門グランプリの、「ハンカチで出来た御祝儀袋」。広げるとかなり大きなハンカチになり、送った相手にも喜ばれそうだ

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