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» 2008年07月24日 11時53分 UPDATE

樋口健夫の「笑うアイデア、動かす発想」:片手に自転車――最強の交通手段

アイデアマラソン研究所を設立し、全国を飛び回り出した時、健康管理も考えて自転車に乗り始めた。最強のビジネス移動手段は、折りたたみ自転車だったのだ。

[樋口健夫,ITmedia]

 現役時代、都内のビジネスで最強の交通手段は、スクーターだと考えていた。退職してアイデアマラソン研究所を設立し、全国を飛び回り出した時に健康管理も考えて、自転車に乗り始めた。

 初めはヨメサンのママチャリに乗った。その時に考えたのが軽量の自転車を探すことであった。ネットで調べて見つけたのは、パナソニック サイクルテックの折りたたみ式自転車「トレンクル」。チタン製で6.5キロと7.5キロの2種類を選べた。

 結局7.5キロの「トレンクル7500」を購入したが、同時に簡単な3段ギヤを取り付けたり、丈夫なワイヤロックを装備したために、総重量は1キロ増えて8.5キロに。折りたためるがそのままではなく専用のカバーをつけるか、布のバッグに入れて運ぶことにした。そして相手が会社でも、個人でも筆者はできる限り自転車を常に携帯して持ち歩くことにしたのだ。

st_kj01.jpg トレンクル6500

 携帯自転車は最高に便利だった。都内は自転車で少し走れば、JRや地下鉄の駅がある。自転車を袋に入れてしまえば、混んでいなければ電車に運び込むことが可能だ。ただ、8.5キロはちょっと重かった。そこで、ヨメサンをさらに説得して、6.5キロの「トレンクル6500」も購入。軽くなったこともあって、こちらのほうが電車に持ち込むのは簡単だった。

 もちろんトレンクルのような軽くて小さい自転車でなければ無理だが、折りたたんだり、元に戻したりするのがあっという間にできることが便利。筆者の最寄駅までは、バスに乗っても10分ほどだが、自転車で走れば8分ほどで済む。わずか2分だが自転車が早かった。

 駅の近くまでは自転車。その自転車を改札前で折りたたみ、カバーをかける。片手にはかばん、もう片手に自転車――これが筆者のビジネススタイルに定着した。ITmediaに初めて訪問した時も、トレンクルを持ち込んで編集者を驚かした。ジャパネットたかたでの研修でも、長崎県の佐世保まで折りたたみ自転車を新幹線で運んだこともある。

st_kj02.jpgst_kj03.jpgst_kj04.jpg

 自転車で駅の近くに行き、電車で移動する方法は「サイクルアンドライド」と呼ばれるが、ビジネスパーソンでもできるはず。さすがに朝夕の満員電車は避けるが、昼間なら問題ない。近場であればバイクの方が早いケースもあるが、電車に30分以上乗る場合は、バイクより自転車の方が早かった。

 さらに最近は駐車違反の取り締まりが厳しくなったこともあり、バイクでも駐車違反の反則切符を切られる可能性が高くなった。これも自転車が有利な点である。自転車も駅周辺の駐輪問題が取り沙汰されているが、筆者の折りたたみ電車持ち込み方式であれば、そういった問題も解決できるのではないだろうか。

 先週バイクを紹介しておいて今週は、自転車に乗り換えた――なんて誠に身勝手な筆者だが、まずは「ごめんなさい」。そして読者にもぜひサイクルアンドライドを試してほしい。

今回の教訓

正しくは「サイクルアンドライドアンドサイクル」――。


著者紹介 樋口健夫(ひぐち・たけお)

 1946年京都生まれ。大阪外大英語卒、三井物産入社。ナイジェリア(ヨルバ族名誉酋長に就任)、サウジアラビア、ベトナム駐在を経て、ネパール王国・カトマンドゥ事務所長を務め、2004年8月に三井物産を定年退職。在職中にアイデアマラソン発想法を考案。現在ノート数338冊、発想数26万3000個。現在、アイデアマラソン研究所長、大阪工業大学、筑波大学、電気通信大学、三重大学にて非常勤講師を務める。企業人材研修、全国小学校にネット利用のアイデアマラソンを提案中。著書に「金のアイデアを生む方法」(成美堂文庫)、「できる人のノート術」(PHP文庫)、「マラソンシステム」(日経BP社)、「稼ぐ人になるアイデアマラソン仕事術」(日科技連出版社)など。アイデアマラソンは、英語、タイ語、中国語、ヒンディ語、韓国語にて出版。「感動する科学体験100〜世界の不思議を楽しもう〜」(技術評論社)も監修した。「アイデアマラソン・スターター・キットfor airpen」といったグッズにも結実している。アイデアマラソンの公式サイトはこちら


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