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» 2008年08月14日 15時30分 UPDATE

シゴトハッカーズ:本を読むときは角を折るのだ (1/3)

本を読んだが内容が身に付いていない。そんな人にお勧めする読み方が、角折りと付せん。でもただ折ったり張ったりすればいいわけではなく、テクニックがあるのです。

[大橋悦夫、佐々木正悟,ITmedia]

Biz.ID 大橋さん、佐々木さん「読んだ本を身にする、うまい方法」ってないでしょうか?

大橋 まず、一度読んで終わりにしないことだと思います。多くの人が実践されていることですが、気になったページや「なるほど!」と思ったページについては、後から読み返せるようにページの角を折り返したり、付せんを張ったりしておきます。その後、該当部分だけをあらためて読み返して、定着を図ります。

ks_readbook_a1.jpg 折り返した角がページ内の「なるほど!」個所を示す。ちなみに図書館などで借りた本の角を折ったり、付せんを張ったりしないように

Biz.ID 細かなことですが、折るページの角は決めてますか?

大橋 はい、原則として上部を折り返します。その際、折り返した角がページ内の「なるほど!」個所を示すように折るようにしています。線を引かなくてもわかるからです。

Biz.ID 角を矢印代わりに! それはすごい!

大橋 ページの折り返しと付せん張りと2つの方法を出しましたが、最初は付せんは張らずに、ページの折り返しだけで読み進めていきます。思考が中断されるのを防ぐためです。もちろん、その時に何か別のアイデアがひらめいたときには、例外的にそこに書き込むようにはします。一通り読み終えたら、今度は折り返し部分を読み返しながら、付せんを張っていきます。ワンクッション置くことで、本当に重要なページかどうかの見極めがつきやすくなります。

Biz.ID フィルターをかけるわけですね。なるほど。佐々木さんはいかがですか?

佐々木 私は最初から付せんを付けていきますね。無印良品の5色の付せんを使っています。赤、オレンジ、青、緑、灰色とあるんですけど、この順で一応自分なりの重要度を選別しています。ただそれほど厳密ではなくて、赤だけは、後から携帯で写真を撮ってメールで送ります。本のタイトルとページ数を件名として。

Biz.ID 最初から付せんを張るのは、読みながら優先度をチェックするためでしょうか?

佐々木 そうですね。それから、まずはそこでひっかかったことを忘れないようにするためですね。ひっかかったところを、後で参照するわけですが、ここで時間をどの程度とるかということを考えます。それは結局、記事に使うためです。記事にすることで、できれば後から誰かに読んでほしいと思っています。そうしてフィードバックされると、自分が2度読んだのに近い意味になるかと思って。

Biz.ID 読むというインプットだけでなく、それを元にしたアウトプットを作ることを前提にすれば、2度読んだのに近い、身の付き方をするということでしょうか。

佐々木 例えば話題にした本を、誰かが読んでくれたとします。その本の感想なりを、その方がブログなどで書いてくださると、必ずその本を自分が読んだことを思い出しますね。そして、違った視点を手に入れることもできます。

Biz.ID なるほど。赤い付せんの部分、写メールするのは珍しい手法ですね。どんな理由なのでしょうか

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