よく使うフォルダにすばやく切り替える3分LifeHacking

ファイルの保存場所が、サーバやネットワークドライブ上など、複数にまたがっている場合に便利なフォルダ切り替えソフトを紹介しよう。

» 2008年11月04日 09時20分 公開
[kizuki,ITmedia]
コンテクストメニューで「Shock Bookmark」を表示した状態。フォルダの登録/削除は、目的のフォルダを表示した状態で、下段の「Bookmark Add/Delete」をクリックする

 統一テンプレートを用いた社内文書の共通フォーマット化、さらにPCのシンクライアント化などの時代の流れにより、目的に応じて社内のさまざまなサーバやドライブからデータを取り出して利用するようになった。ローカルPCではなくサーバ上に部署単位、プロジェクト単位でフォルダを作り、そこに保管したデータをその都度読み出して利用するというスタイルが一般的になってきているのだ。

 そんな事情もあり、日常業務において、利用したいデータがどのフォルダに保存されているか分からず、あちこち階層を移動しながら探し回る機会は、従来に比べてむしろ増加していると言える。すべてのデータをローカルPCのマイドキュメントに保存していた頃に比べ、ファイルの検索効率は、むしろ低下していると言えるのかもしれない。

 よく使うフォルダをあらかじめ登録しておくことで、ファイル検索の効率をアップしてくれるのが、今回紹介する「Shock Bookmark」だ。これは、右クリックから呼び出して使えるショートカットリンク集のようなソフトで、よく使用するフォルダを登録しておくことで、右クリックで表示されるコンテクストメニューからそれらのフォルダの一覧を表示し、ワンクリックで切り替えられるようになる。


フォルダ名は自由に指定できる。例えばフォルダのパスを入れることで、階層間を直感的に移動しやすくするといったワザも可能だ

 例えば、ネットワークドライブ上のデータ保存フォルダや、テンプレートの保管場所となっているフォルダを、ここにそれぞれ登録しておく。これらのフォルダを開きたい場合は、右クリックから登録済みフォルダの一覧を表示し、該当のフォルダを選ぶことで、現在開いているフォルダがそのフォルダに切り替わるというわけだ。

 いわゆるショートカットとの違いとしては、右クリックからすばやく呼び出せることと、フォルダの新規登録/削除が右クリックから行えるメンテナンス性の高さが挙げられる。また、ファイルを選択後に「Copy To」「Move To」といったコマンドを使うことで、ファイル整理も容易に行える。サーバやネットワークドライブ上にファイルの保存場所が散逸しているという人は、試してみるとよいだろう。

本日のレシピ
ソフト名 対応OS 利用料 提供元
Shock Bookmark Windows Vista/XP/2000、Windows Server 2003 無料 Shock Utility

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