整理整頓ができない人へ――愛すべき「何でもフォルダ」Biz.ID Weekly Top10

何でもかんでも保存しまくるため、1日の業務が終わるとファイルだらけになっている筆者のデスクトップ画面。整理整頓とはほど遠いが、大量のファイルはとりあえず「何でもフォルダ」に放り込むのだ。

» 2008年09月24日 15時53分 公開
[杉本吏,ITmedia]

 先週のアクセスランキング第1位に輝いたのは、独3Mが発表した超小型プロジェクタ「Mini Beamer」の紹介記事。海連の手のひらサイズのプロジェクタ「X Pro920」などと同じように、光源にLEDランプを採用したプロジェクタだ。日本での発売は未定としているが、今後は国内メーカーからも、コンパクトサイズのプロジェクタの登場を期待したい。

 第2位には、東京大学に現役で合格した生徒が使用したノートを基に開発したという、コクヨS&Tのノート「ドット入り罫線シリーズ」がランクイン。横罫線に等間隔で入ったドットを目印に書き込むことで、文字の大きさや文頭の位置をそろえやすい、図形や表が書きやすい、資料を真っ直ぐに張り付けられる――など、美しく記入できるという製品だ。

 筆者も学生時代はノートを取るのが苦手だったので、こういうちょっとした工夫がきいている製品はとてもいいな、と思う。そもそもノートを取らない学生だったし、大学のテスト期間などは、周りにいる優秀な友人たちがどこからかテスト範囲をまとめたノートを集めてきてくれたので、毎回助けられていた。

 ちなみに筆者の優秀な友人たちは、ノートの取り方が優秀なのではなく、他人のノートを集める際のチームワークが極めて優秀だっただけのことである。あの頃こんなノートがあったら、筆者もノートを提供する側に回っていただろう(とノートのせいにしてみる)。

 ノートだけでなく、そもそも整理整頓が大の苦手であるところの筆者だが、最近「自分、ほんと整理できないな」と思うのがPCのデスクトップ画面。とりあえず何でもかんでもデスクトップに保存するため、1日の業務が終わったときにはこんな感じになっている。

非常に残念な感じのデスクトップ

 青い空、白い雲、緑の草原――そして大量の画像ファイルとテキストファイル。Webブラウザのアイコンだけでも、ちょろめ君を合わせて9つもある。

 画像ファイルやテキストファイルは、業務が終わって帰るときに、ドラッグ&ドロップで1つのフォルダにすべて放り込んでいる。フォルダ名は「保存」。フォルダの目的はすべて「保存」することにあると思うのだが、あえて「保存」とつけてしまうあたりに筆者の抜群のネーミングセンスが伺える。

 ちなみに、「保存」フォルダとは別に、「保留」フォルダもある。その名の通り、使うかどうか分からないけれどしばらく取っておこう、というファイルをまとめて放り込んでおくフォルダだ。筆者はこのような「何でもフォルダ」が大好きなのである。PCを買い替えるたびに最初に何でもフォルダを作るのだが、歴代の何でもフォルダ名は「とりあえず」「一旦」「ごちゃごちゃ」など。「保留」がどれだけマシなネーミングか分かっていただけただろうか。

 もしかするとこの「何でもフォルダ」を削除することが整理整頓への第一歩なのかもしれないが、削除して3日もすれば「一応」「ひとまず」「さしあたり」などのフォルダを作っているであろうことが分かり切っているので、どうにも踏み切れない。「いいんだ!すべてはGoogleデスクトップに任せるんだ!」などと開き直って、今日も何でもフォルダに放り込み続ける筆者であった――。

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