液晶のキズは直らない――けれど保護フィルムは“自己修復”ギフト・ショー春2009

サンクレストの「マジックフィルム」は、細かいキズがついても“自己修復”して元通りになるという液晶保護フィルム。

» 2009年02月03日 19時27分 公開
[杉本吏ITmedia]

 東京インターナショナル・ギフト・ショーのサンクレストブースには、携帯電話や携帯ゲーム機用の保護フィルムがずらりと並んでいた。中でも気になったのは、細かいキズがついても“自己修復”して元通りになるという「マジックフィルム(キズ自己修復フィルム)」だ。

ブラシでこすったひっかきキズは、数秒のうちに見えなくなった

 マジックフィルムは、「モバイル用」「iPhone 3G用」「PSP用」「DSiなど用」「DS Liteなど用」(480円〜819円)の5種類を用意するモバイル機器用の液晶保護フィルム。通常の保護フィルムは、使用するうちに細かいキズがついて画面が見にくくなったりするものだが、マジックフィルムは細かいキズが付いても自然に消えて元通りになるという。

 キズが消える秘密は、表面に施した特殊コーティング。詳細は「企業秘密」だが、弾力性のあるコーティングによって深いキズが付くこと自体を防ぐ仕組みのようだ。サンクレストによれば「通常の保護フィルムは、表面にキズが付くとV字型に“えぐれる”が、マジックフィルムはU字型に“へこむ”イメージ」。

 筆者もブースにあったブラシを借りて、実際にフィルム表面をこすってみた。こすった直後は確かに細かいキズが付くのだが、数秒経つときれいにキズが消え、元通りになった。「フィルムのコーティング部分を超えて、下の層にまで付いてしまった深いキズは消えない」(サンクレスト)そうだが、通常の保護フィルムよりも傷つきにくいという。

 「おでんのこんにゃくを箸(はし)でつついているときにアイデアを思いついた」(サンクレスト)というマジックフィルム。「保護フィルムのちょっとしたキズでも許せない」という人は、使ってみる価値はあるだろう。

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