5位は、電化製品各種。特にイヤホンや充電ケーブルなどが売れている。
4位は、現地でスノーライスと呼ばれている日本のおせんべい「雪の宿」。「日本の食品は『安全で清潔』という印象が強く、特にちょっと甘くて塩味のおせんべいが人気。この商品もすぐには売れませんでしたが、徐々に人気が出ました」。ちなみに、同じ理由で「キャラメルコーン」も人気だそうだ。
3位は、和風の漆器ボウル。こちらの商品は、レストランを運営する飲食業者が大量購入するケースが目立つという。日本食レストランだけでなく、中華レストランでも業務用として使われているそうだ。
2位は、折りたたみ式の洗濯用ネット「ランドリーボックス(大)」。大家族で暮らしているケースが多いマレーシアでは、自分の洗濯物をこのランドリーボックスに入れて、洗濯機まで運んでいるそうだ。それぞれがマイ・ランドリーボックスを持っているといった感じ。この商品も発売当初は苦戦していたが、しばらく店頭に並べていたところ、誰かが使い始めて、口コミであっという間に広まって人気商品の仲間入りとなった。
人気ナンバーワンは、透明の「シューズケース」。靴を入れるためのケースなのに、マレーシア人は、食材を入れたり、文房具を入れたり、さまざまなシーンで使われているそうだ。「発売当初、この製品は苦戦していました。実際に使ってみた人がリピーターになって、じわじわと売れるようになりました」
「最近は、アイデア商品であるリンゴカッターや炭の化粧品などが売れています。何が売れるのか。実は私たちもよく分かっていません。店頭に商品を並べてもすぐに売れる商品もあれば、じわじわと売れる商品もあります。テレビ広告などを打っていないので、お客さんの口コミによる影響が大きいですね」
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