この連載は西松眞子著、書籍『仕事ができる人はなぜハンカチを2枚持っているのか?――1秒で相手の心をつかむ「気くばり」の習慣』(日本実業出版社)から抜粋、再編集したものです。
・靴を磨くときは、靴底まで磨く
・“ありがとう”より“うれしい”を口にする
・こだわりは語らない
・着る服は名刺として選ぶ
仕事ができる人は、上司や取引先、同僚、部下など、接する相手にさりげなく好印象を与える達人だったりします。その秘訣は「ちょっとした気くばり」にあります。
あいさつの仕方、持つアイテムのちがい、会話のチョイス……。ほんの小さなことの積み重ねが、相手の信頼を勝ち取り、結果としてほかの人と差がつくものです。
本書では、イメージコンサルタントの第一人者としてこれまで数多くのエグゼクティブ層を指導してきた著者が、「ワンランク上の気くばり」の身につけ方を教えます。
靴を磨くことは、男を磨くことです。靴は、仕事をするあなたを支えてくれている大事な相棒です。身近なものを大切に扱うという意味でも、靴を磨く習慣は必要です。
最近は、男性も靴にこだわる人が増えてきて、百貨店の紳士靴売場では、女性よりも熱い視線で高級靴を選んでいる男性の姿を見るようになりました。
しかし、それはまだまだごく一部の人です。街中やオフィスで、足元をふと見ると、ひものないくたびれた靴や汚れた靴を履いている人も少なくありません。
男性の靴は、女性のように数はそんなに必要ありません。ある程度のお値段の質のいいものを買うと、もう少しきれいに履けるのではないか、と思ってしまいます。
階段やエレベーターをのぼるとき、周りの人から見られるのが靴のかかとやコバ(側面)、靴底です。自分では見えないところです。靴の表面はきれいにしている人でも、靴底は意外な盲点ではないでしょうか。
かかとが斜めにすり減っていたり、つま先部分の底がめくれていたりする様子は気付きにくいものです。靴の表を磨いたら、裏も磨く習慣をつけましょう。
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