スマホアプリや通信機能付き体温計で働く女性の健康支援──ドコモ・ヘルスケアなど3社が連携

» 2015年10月22日 19時06分 公開
[ITmedia]

 ドコモ・ヘルスケア、オムロンヘルスケア、ABC Cooking Studioの3社は10月22日、働く女性の健康を支援するコンソーシアムを設立したと発表した。スマートフォンアプリ、測定機器、料理レッスンなど3社の強みを連携させ、女性の健康増進につなげる。第1弾として“妊活”に向けたプログラムのモニター募集を始めた。

photo 左がドコモ・ヘルスケア社長の和泉正幸氏、中央がABC Cooking Studio社長の櫻井稚子氏、右がオムロンヘルスケア国内営業本部長の大川力也氏

 発足したのは「女性のカラダ・ミカタ宣言」コンソーシアム。ドコモ・ヘルスケアの女性向け健康アプリ、オムロンヘルスケアの体温計、血圧計などの測定機器、ABC Cooking Studioが展開する料理レッスンなど、3社が女性向けに展開している商品やサービスを連携させる。

 第1弾の「いつかママになるためのカラダづくり」モニタープログラムは、フルタイムで働く20〜30代の女性が対象。オムロンヘルスケアの婦人用電子体温計「MC-652LC」で基礎体温を測ってもらい、NFC/Bluetooth機能でスマホに転送。データはドコモ・ヘルスケアのアプリ「カラダのキモチ」で管理し、ABC Cooking Studioが食事診断や対面カウンセリングを行う──など、体調データの管理や生活習慣の見直しを通じ、妊娠しやすい体作りに役立ててもらう。

 プログラムを担当するABC Cooking Studioの佐野こころさんは「自分の体の情報・状態を知らない人が大半。正しく把握して健康管理をしてもらうことで、将来の妊娠を考える働く女性をサポートしたい」という。

photo 「いつかママになるためのカラダづくり」モニタープログラムを担当する佐野こころ氏

 女性の活躍がさまざまな分野に広がる一方、ストレスなどで不調を訴える女性も増加している。3社の連携に女性の健康支援を通じ、商品やサービスの利用拡大につなげたい考えだ。ABC Cooking Studioの櫻井稚子社長は「3社ともターゲットが同じ。互いの強みを持ち寄ればより効果的な健康増進サービスを提供できる」と話している。

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