国内プロ野球、メジャーリーグを中心に取材活動を続けているスポーツライター。セ・パ各12球団の主力選手や米国で活躍するメジャーリーガーにこれまで何度も「体当たり」でコメントを引き出し、独自ネタを収集することをモットーとしている。
野球以外にもサッカーや格闘技、アマチュアスポーツを含めさまざまなジャンルのスポーツ取材歴があり、WBC(2006年第1回から2013年第3回まで全大会)やサッカーW杯(1998年・フランス、2002年・日韓共催、2006年・ドイツ)、五輪(2004年アテネ、2008年北京)など数々の国際大会の取材現場へも頻繁に足を運んでいる。
オフシーズンとなった日本プロ野球界で12球団にそれぞれ所属する各選手たちの契約更改交渉が連日のように行われている。そのニュースで、いつも注目を集めているのが来季の「推定年俸」だ。
球団と契約更改した来季年俸については基本的に選手が明らかにしないため、おおよその推定額を取材した担当メディアがその場ですり合わせをして決める。あくまでも推定だから、正確な年俸ではない。しかし更改後に行われる会見で選手や球団関係者からヒントをもらうことが多いことから、ほぼ正確な額と言ってもよさそうだ。もちろん中には例外もあるが、大半の選手たちの推定年俸はリアルに近い額となっている。
さて、前置きが少々長くなってしまったが、その推定年俸で今オフは巨人の選手たちが何かと話題の的になっている。リーグ4連覇を逃し、最後に望みをかけたクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでもリーグVのヤクルトに敗戦。日本シリーズ進出も逃したことで巨人の選手たちは“厳冬更改”となることがささやかれていたからだ。
5億1000万円から3億2600万円となり、野球協約の減額制限(1億超は40%)に近い36%減の提示を受けて渋々サインした阿部慎之助内野手や、2500万円減の年俸1億7500万円で判を押した長野久義外野手らは確かに球団からそれなりの厳しいジャッジが下された。
ところが今季はたいして活躍しなかったにも関わらず、契約更改交渉で“無風”のまま終わった選手が複数いる。その中でも特に印象的だったのは村田修一内野手だ。
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