土肥: この事業を始められたのは2014年4月ですよね。なぜ、これほどのハイペースで拠点数が増えているのでしょうか?
金谷: これまで遊休スペースだった駐車場が使われることで、収入が入ってくる。駐車場のオーナーさんにとって「損」をする話ではないので、当社と契約していただけるのではないでしょうか。
土肥: 利用者は1日の駐車料金を支払うわけですが、駐車場のオーナーが60%、あきっぱが40%を手にする。既存のコインパーキングのように機械を導入していませんが、初期投資はどのくらいかかるのでしょうか?
金谷: 初期投資はほとんどかかりません。10台のクルマを停めることができるコインパーキングをつくろうとすると、150万円ほどかかりますが、あきっぱはコーンしか置いていません。価格は……2000円くらい。また、他社のように土地を借り上げていれば、その費用を早く回収しなければいけないので、どうしても料金が高くなるのではないでしょうか。
初期投資やランニングコストを抑えることができるので、ほとんどの駐車場が既存のコインパーキングよりも安いんですよ。例えば、東京の渋谷区宇田川町にある駐車場をみると、コインパーキングの価格は4500円(平日10時〜22時の12時間利用)ですが、あきっぱは1800円。
土肥: 他社が4500円であれば、駐車場のオーナーは「ウチも4000円くらいの価格にしたい」と思うはず。1800円って安すぎませんか?
金谷: 価格については、オーナーさんと協議をして決定しています。「○○円くらいであれば埋まりますよ」「もっと下げてください」などとアドバイスさせていただくこともありますが、最終決定権はオーナーさんにあります。ただ、当社としては他社と同じ価格でもいいと思っているんですよ。
土肥: 成果報酬型のビジネスなので、料金は高いほうが儲(もう)かるからでしょうか?
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