もうすぐ4月。小学校の入学式には毎年、ピカピカのランドセルを背負った新1年生が登校する。小学生が6年間使用するランドセルは、まさに小学生を象徴するアイテムであるといえる。
いま、このランドセルが何かと話題になっている。カバンメーカーの大峽製鞄(足立区)のランドセルが海外でブームになったり、クルマのブランドであるLEXUSが高級ランドセルを作るなど、ランドセルに関するニュースをここ最近よく耳にするようになった。
その中でも、足立区でランドセルを作る老舗の町工場、土屋鞄製造所の“大人向けランドセル”の「OTONA RANDSEL」がいま日本でスゴいことになっている。
同社が2015年11月3日に販売したOTONA RANDSELは、10万円という高額な値段にも関わらず、わずか1日で完売してしまったのだ。2回目の販売は翌年1月16日に、3回目の販売は3月12日に行われたが、それらも同じく即日完売(出荷本数は非公開)。しかも、この商品へのプロモーション活動は大々的に行ってはいない。カタログをお客さんに配布したり、同社のWebサイト上などで告知をしただけだったという。
同社はいま、この想定外の展開受け、次回の販売に向けて大急ぎでOTONA RANDSELの生産に取り掛かっているそうだ。
なぜOTONA RANDSELが人気なのか、そのランドセルはどのようにして開発されたのか、同社の担当者から詳しく話を聞いた。
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