山崎: 4〜6月、9〜11月は修学旅行シーズン。修学旅行で来られるお客さんはかなり多いので、そうした方々に買ってもらう商品にしなければいけません。学生が買われるので、2000円、3000円といった高いモノではなく、1000円以下のモノを中心に扱っています。
あと、個包装でたくさん入っているモノがよく売れていますね。ちなみに東京タワーにはたくさんの修学旅行生が来られるのですが、それには理由があるんですよ。
土肥: 「東京に来たからには、東京タワーでも昇っておくか」という声が多いからでは?
山崎: もちろんそうした声もあると思いますが、東京の観光スポットには「行きたい」と思っても行けないところがたくさんあるんですよ。
土肥: どういう意味ですか? 「行きたいのに、行けない」って。いまの東京にそんなところはあるのでしょうか?
山崎: 修学旅行って団体で移動されますよね。バスで移動されるケースが多いかと思うのですが、そのバスを駐車できるところってそれほど多くはないんです。しかもたくさんのバスを駐車するスペースが必要になってくるので、「ウチは修学旅行を受け入れることができません」というところがあるんですよね。
あと、食事の問題があります。数百人が一斉に食べることができるところも少ないんです。「ホテルで食べることができるのでは?」と思われたかもしれませんが、ホテルだとどうしても価格が高くなってしまう。予算の関係で、ホテルで食事をとることって難しい。いまはないのですが、東京タワーには以前、数百人を受け入れることができるレストランがありました。現在は、地下にフリースペースがあるので、修学旅行生はそこで食事をとられています。
土肥: ほほー。それは面白いですね。東京タワーに修学旅行生が訪れる理由……1つはバスの駐車場がある、もう1つは食事がとれる。
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