インタビュー
» 2016年06月01日 08時00分 UPDATE

水曜インタビュー劇場(パキッ公演):発売3年で売上2.5倍! アイス「パキシエル」の開発秘話を聞いてきた (1/6)

マルチパックのアイス「パキシエル」の売り上げが好調だ。発売してから3年で、2.5倍に拡大。「超激戦」とも言われているアイス市場で、なぜパキシエルは売れているのか。森永製菓の開発担当者に話を聞いた。

[土肥義則,ITmedia]

 アイス市場で、久しぶりにヒットの予感を漂わせる“新人”が登場している。ん? どういうこと? と思われた人は、スーパーやコンビニなどのアイスコーナーをご覧いただきたい。明治 エッセルスーパーカップ、ガリガリ君、ハーゲンダッツなど、数十年前に発売された定番商品がズラリと並んでいる。若手でヒット商品の仲間入りをしているのは、2005年に発売したパルムくらいなのだ。

 アイス売り場には各社の「4番バッター」とも言える商品が、「自分の場所は譲らねえぜ」といった感じでどっしり座っているので、新人がその間に割って入ることは難しい。そんな状況の中で、森永製菓が2013年に発売した「パキシエル」が著しく成長している。発売から3年で売上高を約2.5倍(2013年度比=100%として)に伸ばしているのだ。

 好調な滑り出しを見せているものの、「パキシエル? 聞いたこともないし、食べこともない」という人もいるはず。そこで、簡単に商品の特徴をご紹介しよう。マルチパックとして発売しているパキシエルの最大の特徴は、先端部分のチョコが分厚いので、歯ごたえを楽しむことができること。チョコでアイスを包む製法によって「厚さ7ミリ」を実現しているのだ。なぜ先端だけチョコの厚さが7ミリもあるのかというと「『パキ!』という一口目の食感を楽しんでいただくために厚くした」(森永製菓)という。

 これまでのアイスにはなかった食感を実現させたわけだが、消費者はどのように感じているのだろうか。SNS上のコメントをみると、「ハマる」「クセになる」など好意的な声が多い。まるで“やみつき”になっているようなコメントが目立っているが、実際、この商品を手にとっているのはリピーターが多いという。

 パキパキした食感を楽しむことができるアイスはどのようにして生まれたのか。パキシエルを開発した森永製菓の川崎翔太さんとマーケティング部の山本愛さんに話を聞いた。聞き手は、ITmedia ビジネスオンライン編集部の土肥義則。

2013年に発売したパキシエルが売れている
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