「本格派」じゃないのに売れている コンビニで買えるコーヒーコンビニ探偵! 調査報告書(1/3 ページ)

» 2016年06月07日 08時00分 公開
[川乃もりやITmedia]

コンビニ探偵! 調査報告書:

 「タフじゃなければコンビニ経営はできない。優しくなければコンビニを経営する資格がない」……だけど、タフであり続けることも、優しくあり続けることも、簡単ではない。

 ほとんどの人が一度は利用したことがある「コンビニ」。ニュースやデータからコンビニで何が起きているのかを、推理して、調査して報告します。筆者は大手コンビニの元本部社員、元コンビニオーナー。コンビニの表と裏を見てきた者だけにしか書けないコラムはいかがですか?


 日本において、一般的に「コーヒー」と呼ばれるものには、さまざまなものがあるのはご存じだろう。

 スタバやコンビニコーヒーは当然ながら「コーヒー」に分類されているが、現在では多くの缶コーヒーでも「コーヒー」に分類されている。

(1)コーヒー: 内容量100g中、生豆換算で5g以上のコーヒー豆から抽出・溶出したコーヒー分を含むもの。缶コーヒーや紙パックが「コーヒー飲料」とされる代表格。

(2)コーヒー飲料:内容量100グラム中、生豆換算で2.5グラム以上5グラム未満のコーヒー豆から抽出・溶出したコーヒー分を含むもの。最近、注目されている、カフェインレス缶コーヒーによく見られる表示。

(3)コーヒー入り清涼飲料:内容量100グラム中、生豆換算で1グラム以上2.5グラム未満のコーヒー豆から抽出・溶出したコーヒー分を含むもの。

 筆者は、コーヒーが大好きである。多い日には1日10杯ほど飲んでいる。以前はコンビニで缶コーヒーを購入することが多かったが、ここ数年は店内で淹(い)れるいわゆる“コンビニコーヒー”を飲む機会が増えてきた。

 そんな中、昔と変わらず不動の人気を誇るコーヒーがある。今回は、筆者のコンビニオーナー時代の経験から、2つの飲み物を紹介しよう。

コンビニコーヒーを飲む機会が増えてきた。セブン-イレブンのコーヒー(左)とローソンのコーヒー(右)
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