アマゾンジャパンが、商品の入出荷作業を自動化する技術「Amazon Robotics」を国内拠点としては初めて川崎FC(フルフィルメントセンター)に導入し、12月6日、報道陣に公開した。
Amazon Roboticsでは、商品棚の下部に自動運搬装置「ドライブ」を組み合わせた“動く商品棚”を使用する。ドライブは在庫管理エリアの床に記されたバーコードを読み取り、作業内容に応じて適切な場所へと動く。セール時に注文が増加した場合などに備え、入出荷作業を効率化する考えだ。
入荷作業の際は、仕入れ元から商品が届くと、大きさをもとに使用する棚を決定。商品棚は、従業員の待つ作業スペースへと自動で向かう。商品を収納する箇所はモニターに表示されるため、従業員は、指定された場所に商品を収めるだけで在庫登録ができる。
出荷作業の場合も同様に、顧客からの注文が入ると、該当する商品が入った棚が自動で作業スペースにやってくる。従業員は商品をピックアップし、梱包作業に回すだけで出荷が完了する。
同技術の導入で、工程処理時間の短縮とコスト削減に成功しているという。今後、国内のほかの拠点への導入も検討する。
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