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» 2017年01月06日 12時43分 UPDATE

赤坂8丁目発 スポーツ246:RENAが評価されるべき、もうひとつのこと (1/5)

2016年12月31日に開催されたRIZINの試合で、女子格闘家「RENA」が勝利した。シュートボクサーでも「絶対女王」として君臨しているが、彼女が高く評価されるべきもうひとつのことがある。それは……。

[臼北信行,ITmedia]

臼北信行(うすきた・のぶゆき)氏のプロフィール:

 国内プロ野球、メジャーリーグを中心に取材活動を続けているスポーツライター。セ・パ各12球団の主力選手や米国で活躍するメジャーリーガーにこれまで何度も「体当たり」でコメントを引き出し、独自ネタを収集することをモットーとしている。

 野球以外にもサッカーや格闘技、アマチュアスポーツを含めさまざまなジャンルのスポーツ取材歴があり、WBC(2006年第1回から2013年第3回まで全大会)やサッカーW杯(1998年・フランス、2002年・日韓共催、2006年・ドイツ)、五輪(2004年アテネ、2008年北京)など数々の国際大会の取材現場へも頻繁に足を運んでいる。


 1週間前の2016年大みそか。1人の女性が四角いリングで勝ち名乗りをあげた。女子格闘家・RENAだ。さいたまスーパーアリーナにて開催された「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 2nd ROUND/Final ROUND」の第8試合でハンナ・タイソン(ポーランド)を3R2分47秒、KO勝ち。MMA(総合格闘技)の試合で負けなしの3連勝を飾った。シュートボクシング世界女子フライ級王者の本領をいかんなく発揮し、相手よりも少ない手数ながらも有効打を的確にヒットさせて最後は「狙っていた」という三日月蹴りでマットに沈めた。

 MMA初参戦となったのは、ちょうど1年前となる2015年の大みそか。同じ「RIZIN」大会の中で試合が組まれ、ここで対戦相手のイリアーナ・ヴァレンティーノ(イタリア)に腕ひしぎ飛びつき逆十字固めを決め、MMAデビュー戦で初勝利。昨年6月のデビュー2戦目でも元レスリング女王・山本美憂を下し、日本で一番有名な“ツヨカワ(強くてかわいい)格闘家”として今も勢いに乗り続けている。

 キックボクシングの技に加えて投げ技や、立った状態での締め技及び関節技がルール上で認められている「シュートボクシング」でRENAは、もともと大活躍している選手だ。女子シュートボクシングの祭典「Girls S-cup」のトーナメントで計4度の優勝も飾っており、シュートボクサーでも「絶対女王」として君臨している。1991年生まれの25歳。年齢的に見ても、まだまだ進化していきそうだ。

 強いだけでなくタレントと見まがえるような美貌を兼ね備えているところも魅力だ。「RIZIN」を試合中継するフジテレビも、そんなRENAを日本の女子MMAトップファイターとしてスター選手にするべく猛プッシュ中。人気セレクトショップ「BEAMS」もMMAデビュー前から彼女の有力スポンサーとしてさまざまな面で支援をしている。その激しいファイトスタイル同様に「BEAMS」の大きなロゴマークが入ったコスチュームに目を引かれる人も、きっと多いだろう。

2016年12月31日に開催されたRIZINの試合でRENAは勝利した(出典:RENAの公式ブログ)
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