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» 2017年03月01日 12時21分 UPDATE

主力ブランドで成長へ:体脂肪減らすカルピス投入 アサヒが健康イメージ強化

アサヒ飲料は、2017年の清涼飲料の販売量を前年比0.5%増の2億5500万ケースとする計画を発表。「カルピス」ブランドには、体脂肪を減らす乳酸菌を配合した機能性表示食品を投入する。

[ITmedia]

 アサヒ飲料は2月28日、2017年の清涼飲料の販売量を前年比0.5%増の2億5500万ケースとする計画を発表した。機能性表示食品の新商品を投入する「カルピス」や、主力の「三ツ矢サイダー」など、主要ブランドに経営資源を集中させる。また、健康的なイメージを定着させる商品開発に取り組む。

photo 新商品「カラダカルピス」(左)と主力商品「三ツ矢サイダー」

 16年の販売実績は、前年比3.0%増の2億5386万ケース。猛暑の影響や重点ブランドのマーケティング強化などにより、過去最高を更新した。

 17年も引き続き、主力ブランドを強化する。三ツ矢、カルピスのほか、缶コーヒー「ワンダ」、ブレンド茶「十六茶」、ミネラルウオーター「おいしい水」、炭酸水「ウィルキンソン」の6ブランドの合計で、全体目標の伸び率を上回る4.7%増の販売を目指す。

photo 4月に発売する「カラダカルピス」

 なかでもカルピスでは、ブランド初の機能性表示食品として、新商品「カラダカルピス」を4月に投入する。体脂肪を減らす効果がある、独自の乳酸菌を配合した。

 ストイックな健康意識はないが、肥満気味の体形が気になる……という30〜40代の需要を想定した。さわやかな甘さのあるカルピスの味になっているため、食事時に限らず、時と場所を選ばずに気軽に飲める。「おいしくて健康にいい」というコンセプトを広めて定着を図る。

 同日開いた説明会で方針を発表した岸上克彦社長によると、小売店などの取引先からは、すでに「想像以上の高い評価をいただいている」という。販売量の目標は年間150万ケースだが、「流通の引き合いが良いため、その倍まで想定して供給計画を練っている」(大越洋二執行役員)。

 カラダカルピスは、健康をテーマとした飲料の「ファーストエントリー」に位置付ける。カラダカルピスを入り口として、食後の脂肪や糖の吸収を穏やかにする特定保健用食品「三ツ矢サイダーW(ダブル)」「食事と一緒に十六茶W(ダブル)」や、腸内環境の改善に役立つ乳酸菌を配合した飲料「届く強さの乳酸菌」など、特定の効能を持つ商品に目を向けてもらう。

 また、十六茶やおいしい水など、通常の商品が持つ健康的なイメージも生かして、幅広い層の健康ニーズの取り込みを図る。岸上社長は「健康的な商品を作っている会社として、信頼を得たい」と意気込みを語った。

photo 新商品「カラダカルピス」を発表した岸上克彦社長

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