西武線沿線には、アニメスタジオが多くあり、家賃の安さと物件の広さもあってか、漫画家も多く住むと言われている。それを意識してか、『銀河鉄道999』や『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』などとのコラボ企画も行われている。『進撃の巨人』『妖怪ウォッチ』『ポケットモンスター』などのスタンプラリーも行われた。
沿線には約180社のアニメスタジオがあると言われていて、『機動戦士ガンダム』を制作しているサンライズは、上井草駅(東京都杉並区)にある。そんな埼玉西武ライオンズのマスコット「レオ」と「ライナ」は、高田馬場にスタジオを持つ漫画の神様・手塚治虫によるものである。
西武鉄道は、通勤輸送を担いながらも、エンタメ色の強い鉄道会社である。働く私たちにとっても、西武鉄道のこうした姿勢は、参考になることは多いはず。その楽しみが、企業としての強さを生み出すのである。
高田馬場駅に入線する西武鉄道の電車
- なぜ時刻表に“謎ダイヤ”が存在するのか
鉄道の時刻表を調べる際、スマホで検索している人が多いだろうが、実は紙の時刻表をじっくり見ると、興味深い情報がたくさんある。例えば、実際に走っていない特急が走っていることも。どういうことか。『JTB時刻表』の大内編集長に、謎ダイヤの真相を聞いた。
- なぜ地図で「浅草寺」を真ん中にしてはいけないのか
地図を作成している編集者に、2枚の地図を見せてもらった。1枚は浅草寺が真ん中に位置していて、もう1枚は浅草寺が北のほうにある。さて、実際に地図に掲載されているのは、どちらなのか。答えを聞いたところ、予想外の結果に!?
- 「通勤ライナー」の価格はもったいない
西武鉄道、東京メトロ、東急電鉄、横浜高速鉄道が直通の有料座席指定列車を走らせる。新型車両まで用意した。そこて再び鉄道会社の「通勤ライナー」という施策が注目されている。良いアイデアだけど、惜しい。もう一工夫ほしい。
- 事実上の廃線復活 可部線延伸から学ぶこと
新幹線開業などの大きな目玉がないせいか、今週末のJRグループダイヤ改正は大きく報じられない。しかし、鉄道ファンや交通問題に関心のある人には注目の案件がある。広島県の可部線が延伸する。たった1.6キロメートルとはいえ、事実上の廃線復活だ。JR発足30周年の年に、JRとしては初の事例ができた。
- 小田急電鉄の強みから、何を学べるのか
東京山手線から放射状に各地へ向かっていく私鉄各社。どれも同じように見えるかもしれないが、それぞれの会社には異なる戦略があり、それに各社の強みをかけあわせ、鉄道事業を行っている。ビジネスパーソンは、私鉄各社から何を学ぶことができるのか。
- 華のない京王電鉄の強みは、どこにあるのか
京王電鉄は、小田急電鉄のように「ロマンスカー」といった「象徴」のない路線だ。しかし、沿線には多くの人が暮らし、人気の高い路線となっている。一見、華のないように見える京王電鉄。そんな京王の強みは、どこにあるのか。そしてその強みから何を学べるのか、考えてみたい。
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