長時間のデスクワークのお供として、サントリー食品インターナショナルは4月4日、缶コーヒー「BOSS」の新シリーズ「クラフトボス」を発売する。缶ではなくペットボトル容器を採用。缶コーヒーを飲む機会が少ない20〜30代のITワーカーに照準を合わせた。仕事をしながらちびちびと飲み続けるのに最適な味だという。
仕事の合間にほっと一息。そういった需要で、長年ビジネスパーソンに愛されてきた缶コーヒーだが、働き方の変化とともにその状況も変わりつつある。同社の調査によると、週に1回以上缶コーヒーを飲む人の割合は、エンジニアなどのITワーカーではわずか12%。ブルーカラーワーカーの44%と比べると低くなっている。
味が濃く、一気に飲むイメージの缶コーヒーは、ITワーカーの仕事や休憩のスタイルに合わないからだ。仕事をしながらゆっくりと飲めるコンビニやカフェのコーヒーの方が好まれる傾向にあるようだ。
そこで、苦みなどの刺激が強くない、すっきりとした味わいのコーヒーを新たに開発した。第1弾として発売するブラックコーヒーは、香りやコクなどにそれぞれ特徴がある5種類のコーヒーをブレンド。200以上の工程を経て抽出したという。3〜5時間かけて飲み続けられるような味わいに仕上げた。
また、中身が見えておしゃれに見えるペットボトル容器を新たに開発。「嗜好品らしいたたずまいでありながら、親しみを持てる形」(開発担当者)に仕上げ、働く人に1日中寄り添う商品を目指した。
4月4日発売の「クラフトボス ブラック」は500ミリリットル入り160円(税別)。第2弾の「クラフトボス ラテ」は6月13日発売で、同170円(同)。
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