ベビー用おむつ「エリエール」などを製造する大王製紙は3月28日、家族手当を見直し「子女教育手当」を新設すると発表した。現行の配偶者手当1万4000円を廃止する一方で、子女手当を1人につき4000円から1万2000円と3倍に改定。支給期間も「18歳未満」から「22歳未満年度末」(在学中の被扶養者に限る)までに延長した。
夫婦共働き世帯が中心となっていること、配偶者手当の支給意義が問われていること、教育費用の負担が増えていることなどの背景を含めて検討した結果、家族手当を「子女教育手当」と改め、子育て中の社員支援に目的を定めた手当へと見直しを行ったという。
同社はこれまで、仕事と子育ての両立の不安や負担を軽減する「GOO.N 子育てサポートプログラム」など、社員への育児支援施策を順次拡充してきた。女性活躍を推進する企業として、3月24日には2016年度「なでしこ銘柄」にも選出されている。
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