富士重工業は、4月1日付で社名を「株式会社SUBARU」に変更する。3月31日には本社などで社内向け記念式典を開いた。
社名とブランドを統一することで、「SUBARU」ブランドの普及を強化する。同社は「スバルを自動車と航空宇宙事業における魅力あるグローバルブランドとして成長させていく」としている。
米国法人は「North American Subaru」に変更するなど、グループ企業も社名を改める。
同社は、戦後解体された旧中島飛行機グループの企業を再統合する形で1953年に設立。5社で1社を設立したことから、日本で「六連星」(むつらぼし)と呼ばれるプレアデス星団の和名「スバル」を58年発売の「スバル360」などに採用し、ブランドとして確立してきた。
記念式典は本社(東京都渋谷区)と東京事業所(東京都三鷹市)、群馬製作所(群馬県太田市)、宇都宮製作所(宇都宮市)で開催。本社には「SUBARUを自動車と航空宇宙事業における、魅力あるグローバルブランドとして成長させていく象徴」として、昨年10月に発売した新型「インプレッサ」と、最新型ヘリコプター「412EPI発展型」の大型模型を展示した。
吉永泰之社長は「社名変更は、私たちがこれから『価値を提供するブランド』として生きていくという『決意表明』」などと述べた。
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