世界各国のスマートフォンユーザーはアプリをどれほど利用しているのだろうか。世界のアプリ市場を調査する米App Annieが発表した。
スマホユーザーの1日当たりのアプリ利用時間を比較すると、中央値が最も高かった国はメキシコとブラジルで、約3時間。以下、インド・韓国・日本(約2時間半)、米国(約2時間)、イギリス・ドイツ・フランス(2時間未満)――と続いた。
アプリの利用時間が上位20%の“ヘビーユーザー”の平均値は、韓国とメキシコが最も高く、1日当たり約5時間。次いで、ブラジル・日本・インドが約4時間半だった。
各国の傾向をみると、日本はゲームアプリの利用頻度が高く、韓国とともに1位。日本で「パズル&ドラゴンズ」や「モンスターストライク」、韓国で「Lineage 2 Revolution」の人気が高い影響もあり、ヘビーユーザーの1日当たり平均利用時間が約3時間に上った。
米国とイギリスでは旅行・地域アプリの利用頻度が高い結果に。Airbnbなど民泊アプリが人気を博している影響もあり、1カ月当たりの平均利用時間は米国で約2時間、イギリスでは約1時間半を超えていた。
韓国とインドでは、ショッピング・ファイナンスアプリの利用頻度が高く、1カ月当たりの平均利用時間はともに約1時間半。全カテゴリーでの平均利用時間が下位にとどまっていたドイツも4位になっており、「インターネットオークションアプリ『eBay』の利用率が高いため」とみている。
App Annieは、「今後もモバイルアプリ市場は発展を続け、2021年には世界での年間総利用時間が3兆時間を超える」と予測している。
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