1990年代半ば〜後半にかけて若者に大人気だったテレビ番組「あいのり」は、今の10代の32.6%にしか知られていない――マクロミルの調査でこうした結果が出た。
このほか、今の10代からの知名度が50%を下回ったテレビ番組は、80年代に流行した「オレたちひょうきん族」(31.9%)や「スケバン刑事」(40.1%)、90〜2000年代前半に流行した「学校へ行こう」(47.6%)、00年代半ばに流行した「野ブタ。をプロデュース」(46.5%)など。
今の10代から一定以上の知名度を得ている過去のテレビ番組は、「トリビアの泉」(65.0%)、「花より男子」(82.7%)、「エンタの神様」(87.1%)など、00年代半ばに放送されていたドラマやバラエティー番組が多かった。
アーティストや芸能人では、80年代にカリスマ的人気を誇ったものの、87年に突如解散したバンド「BOOWY」(25.6%)、80年代半ばに楽曲「フレンズ」が大ヒットしたバンド「レベッカ」、音楽プロデューサーの小室哲哉さんが手掛けたアーティスト群「小室ファミリー」(ともに31.2%)などの知名度が低かった。
一方、ピンクレディー(58.8%)、山口百恵さん(60.7%)、光GENJI(66.9%)、おニャン子クラブ(65.0%)などは10代からの知名度が比較的高い傾向がみられた。
過去に流行したゲームやガジェットなどの知名度はどうだろうか。70年代に社会現象を巻き起こしたタイトーのアーケードゲーム機「スペースインベーダー」は23.7%、00年代前半に主流だったオーディオ記録媒体「ミニディスク(MD)」は33.1%にとどまった。
89年に任天堂が発売した「ゲームボーイ」(66.8%)、96年にバンダイ(当時)が発売した「たまごっち」(87.6%)など、携帯ゲーム機の知名度は比較的高かった。
では、今の10代の間では何が流行しているのか? 1位はコミュニケーションアプリ「LINE」で、全体の75.8%が“はやっている”と回答。以下、「YouTube」(72.5%)、「Twitter」(65.1%)と続き、SNSやWebサービスが上位を占める結果となった。「Instagram」(33.5%)、「SNOW」(29.5%)など画像の投稿や編集に特化したアプリも人気だった。
「Facebook」はトップ20にランクインせず、ユーザーの年齢層が比較的高めであることがうかがえた。
調査は、7月4〜5日にかけて、全国の15〜19歳の男女1000人を対象に、インターネット上で実施した。
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