平木さんは、第7版の発行部数について「特価期間が終了する18年6月までに20万部を販売したい」と意気込む。「教育や仕事など、幅広い用途で使ってほしい」という。
現在は、電子辞書や辞書アプリが広く使われるようになり、紙の辞書の需要低下が指摘されている。歴史ある広辞苑といえども、こうした流れに押されてしまう可能性はないのだろうか。
平木さんは意外にも「私自身は、紙の辞書にこだわりはない」という。「(岩波書店の岡本厚)社長は『紙の辞書がいいですよ』と話しているが、どのような形であれ、広辞苑は広辞苑。電子版も出るので、読者は使いやすい方を選んでほしい」と話した。
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