ベール脱いだアーケード版「FGO」 新感覚の音ゲー「オンゲキ」も登場ジャパン アミューズメント エキスポ2018(1/2 ページ)

» 2018年02月09日 19時26分 公開
[濱口翔太郎ITmedia]

 アミューズメント・エンターテインメント関連製品の総合展示会「ジャパン アミューズメント エキスポ2018」(2月9〜11日、千葉・幕張メッセ)。今回は国内外の42社が最新のアーケードゲームを多数出展している。

「Fate/Grand Order Arcade」が人気

 その中で、来場者からひときわ大きな注目を浴びていたのがセガ・インタラクティブのブースだ。同社は、人気スマートフォンゲーム「Fate/Grand Order」のアーケード版「Fate/Grand Order Arcade」を展示している。

photo 「Fate/Grand Order Arcade」のプレイ画面

 アプリ版はカードゲームとして人気を集めており、2017年11月現在で1100万ダウンロードを突破している。アーケード版では、アプリの世界観をもとにしたカードを実際に発行し、コレクション要素を取り入れた点が特徴だ。

 ユーザーは、「サーヴァント」と呼ぶキャラクターのカードを筐体上に配置することで、ゲーム内に“召喚”できる。装備アイテム「概念礼装」が描かれたカードを配置し、サーヴァントを強化することも可能だ。

photo ゲームで使用するカード
photo サーヴァントを召喚する様子

サーヴァントを自由に操れる

 マッチングした全国のプレイヤー3人とチームを組み、他のチームと戦う仕組み。戦闘がターン制ではなく、筐体のスティックとボタンを駆使してサーヴァントを自由に操れる点がアプリ版との最大の違いだ。

photo チームを組んで戦える

 現在は開発段階で、稼働開始は今秋の予定。料金体系は未定だが、ゲーム内で使用できるポイントを購入し、プレイするモードに応じて消費する仕組みを検討中だ。

 セガ・インタラクティブの解説担当者は「アプリのユーザーや、『Fate』シリーズのファンに多く利用してもらいたい。好きなキャラを自由に動かせる点はファンにはたまらないはず。スマホゲームは好きだが、アーケードゲームには抵抗がある層を獲得したい」と話した。

photo プレイする様子

新感覚の音ゲー「オンゲキ」も登場

 また同社は、対戦ゲームと音楽ゲームを組み合わせた「オンゲキ」も出展。リズムに合わせてキャラクターを操作し、タイミングよくボタンをタップすることで敵キャラクターに攻撃できる仕組みだ。

photo プレイする様子

 ゲーム内で入手したキャラクターは、隣接する機械「カードメイカー」で印刷できる。印刷したカードを筐体に挿すと、キャラクターのレベルの上限値が上がるなどのメリットが得られるという。

 印刷する際、1枚目は規定のデザインしか選択できないが、2枚目以降は背景やデザインをカスタマイズし、自分だけのオリジナルカードを作成できる。

 リリースは今夏を予定する。料金体系は未定。

photo カードを編集する様子
photo オリジナルカードを印刷できる

 解説担当者は「“音ゲー”にカードゲームの要素を取り入れるのは、当社の新たなチャレンジだ。スマホ用ゲームアプリが全盛期の今、カードという“実世界で手に入るアイテム”を提供することで付加価値を高め、アプリとの差別化を図っていきたい」と話している。

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