森友文書の書き換え問題で連想買い 「イムラ封筒」が急上昇 総選挙開催の思惑で選挙機材メーカー「ムサシ」も上昇

» 2018年03月12日 13時10分 公開
[ITmedia]

 財務省が学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る決済文書の書き換えを認めたのを受け、3月12日の東京株式市場では、総選挙への思惑から、封筒の製造・販売を手掛けるイムラ封筒(東証2部)が上昇している。

photo イムラ封筒の公式Webサイト

 イムラ封筒の株価は午前11時過ぎに急騰。午前11時4分には前営業日比54円高(+10.0%)の593円を付けた。午後0時52分現在の株価は19円高(+3.5%)の558円。

 文書書き換え発覚で打撃を受けた内閣が総辞職または解散し、総選挙が開催され、選挙活動や投票に必要な封筒の需要が高まる――との思惑から買いが集まったようだ。

photo イムラ封筒の株価の動き(=Yahoo!ファイナンスより)

 同社株の値動きを受けて、Twitter上では「投資家は選挙になると予想しているのか」「既に買っていた人は(先見の明が)すごい」――と驚く投稿が殺到。同日午後には「イムラ封筒」がトレンド入りした。

選挙機材メーカーも株価上昇

 選挙機材メーカーのムサシ(東証JASDAQ)も同様の理由で上げており、午後0時49分には78円高(+3.8%)の2117円を付けた。午後0時56分現在の株価は27円高(+1.3%)の2066円。

photo ムサシの株価の動き(=Yahoo!ファイナンスより)

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