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» 2018年03月19日 16時44分 公開

店員と一緒にラジオ体操:目指すは「高齢者のたまり場」 イオンの新店舗 (1/2)

イオンが新しくオープンするショッピングセンターでは、健康セミナーやラジオ体操を提供する。高齢者向けの施策を強化していく店舗は今後も増えるだろう。

[昆清徳,ITmedia]

 開店したばかりのショッピングセンター。フードコートやイートインコーナーにぽつんと座る男性の高齢者を見かけることがある。仕事一筋で生きてきたが、リタイア後にはやることがない。近所に友人は少ないし、自宅でテレビばかりというのも飽きた――。そんな高齢者がふらりと立ち寄っているのかもしれない。

 3月30日にオープンするショッピングセンター「イオンタウン君津」(千葉県君津市)は、そんな高齢者でも楽しく過ごせるようなしかけを多く盛り込んでいる。キーワードは「健康のサポート」だ。

photo 会話をする高齢者(写真はイメージです)
photo イオンタウン君津のイメージ

 毎朝8時15分には、デイサービスを提供する専門店内でスタッフと一緒にラジオ体操を行う。病院の処方箋を受け付ける「イオン薬局イオンスタイル君津」には、血圧計や血管年齢計を設置する。測定結果をもとに薬剤師などのスタッフが健康に関するアドバイスを行う。

 各種健康セミナーも充実している。「いきいき! 健康講座」「今日からできる口腔ケア講座」「シニアライフ健康塾」「転びにくい身体をつくる体操教室」をイートインコーナーなどで実施する。

photo 楽々カート

 高齢者向けの特別な買い物カートを全国のイオンタウンで初めて導入する。名称は「楽々カート」。カートに体重を傾けながら歩く構造になっており、足腰の負担が軽減できる。買い物支援とリハビリを融合させたサービスを提供するという。

 ショッピングセンター内の専門店も健康応援メニューを提供している。カラオケまねきねこは「歌って健康!朝うた」という朝だけのプランを用意する。ヤマハ音楽教室は健康づくりに役立つプログラムをそろえる。シニア向けの特別ヨガメニューを提供する店舗もある。

 イオンタウン君津の従業員はラジオ体操だけでなく、認知症の顧客やその付き添いをする人をサポートする。200人近い従業員が君津市役所の実施する「認知症サポーター養成講座」を受講している。地方では、認知症患者の徘徊が社会問題になっている。店舗としても本格的に取り組まざるを得なくなってきているのだろう。

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