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» 2018年05月18日 12時06分 公開

赤坂8丁目発 スポーツ246:日大アメフト部の監督に逆らえば、「路頭に迷う」は本当か (2/4)

[臼北信行,ITmedia]

監督に「NO」と言えば

 この会見後、慌てふためくように日大側は同日の17日、アメフト部の加藤直人部長名で談話を発表し、内田正人監督を含めた責任者たちが関学大を訪問してアメフト部、そして悪質タックルで大ケガを負った選手と保護者に謝罪することを明らかにした。

 ここでどのような姿勢を見せるかが非常に注目されるが、何らかの逃げ道を用意して弁明に終始する可能性は極めて高い。すでに内田監督を筆頭に日大アメフト部の責任者、日大側に対し、世間は厳しい目を向けている。悪質タックルを仕掛けた日大の当該守備選手が周囲に「『反則をやるなら(試合に)出してやる』と監督から言われた」と話していたことも明らかになっており、こうなってくると日大側がいくら否定しても内田監督は限りなく“クロ”とみなされ続けるだけだ。

 謝罪の場には自主的に退部の意向を表明しているとされる悪質タックルを仕掛けた日大の守備選手も同席しなければいけない。日大側の「乖離していた」という説明も、その謝罪の場に内田監督と当該守備選手が相手の関学大アメフト部の関係者と大ケガを負わされた選手の目の前で食い違いを見せるか否かでウソか本当かがハッキリする。

 ただ、いずれにしてもこの問題はとにかく根が深い。まずこうした蛮行が生じた背景として、日大アメフト部で絶大な権力を握っている内田監督には部員の誰もが絶対服従を強いられているという構図が挙げられる。同部の内部事情に詳しい関係者によれば「内田監督から指示を出され『NO』と言えば、その人物は部内での居場所がなくなるどころか、自分の将来にも悪影響が及ぶことになる」という。一体どういうことなのか。

 「内田監督からの指示や指導法に背けば『お前は、もう二度と試合では使わない』と言われ、冷遇される。それだけなら、まだいい。実はその後、さらに深刻な事態に直面する可能性が高まる。

 “内田ルート”によって大学を卒業してからの就職口も凍結されてしまうから、路頭に迷うことになってしまうのだ。だから選手たちは部で生き残るため、おかしいと思っても監督の指示には逆らえず言う通りにしなければいけなくなる。そういう構図は昔から日大アメフト部にはあった」

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