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» 2018年06月13日 08時00分 公開

ビットコインで「おくりびと」も出現:仮想通貨が新たなシノギに 溝口敦が斬る「3つの山口組」 (3/5)

[溝口敦,ITmedia]

「おくりびと」になったヤクザも

 総じてITやスマホなどを使った新しいシノギを見つけ出すのは半グレが得意である。例えばオレオレ詐欺や危険ドラッグの製造・販売、金塊の海外買付・密輸入、ビットコインなど仮想通貨の販売などは全て半グレの創建になる。彼らは高齢化が著しい暴力団とちがって年齢も若く、ITに習熟し、海外からの情報、もうけ手法の入手も早い。

 近年、暴力団もこれらの新シノギを半グレに習い、あるいは半グレを傘下に加えて参入する例がある。ごく少数だが、ビットコインで「おくりびと」(1億円以上をゲット)になったヤクザもいる。だが、半グレによる新シノギの創出もこのところ頭打ちで、金塊密輸の次に続くシノギが出て来ない。当然、暴力団の側にも率のいい新シノギがなく、総じていいダンベエがいないか、各派とも血まなこで探している。

phot ITやスマホを駆使して新たなシノギを創出しようとしている(写真はイメージ)

 資金力の差は当然、3派の消長に関わる。一番資金に恵まれているのは六代目山口組、2番目は神戸山口組、末席が任侠山口組、と見るのは衆目が一致していよう。

 分裂前、六代目山口組は上納金の高さで知られ、100人前後いる直系組長たちから1人当たり月100万円前後を集金していた。神戸山口組はこれを批判して叛旗を翻し、自派の上納金は月10〜30万円と定めた。が、傘下の山健組だけは別枠で「登録料」を徴収、抱える組員1人当たり月1万円(つまり子分20人を抱えていれば月20万円)を徴収していた。任侠山口組は神戸山口組を旗揚げした大義がなくなると、若手を中心に「神戸」を割って出て「任侠」を創建、月会費は一律5万円と定めた。

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