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» 2018年06月13日 06時30分 公開

歩みを止めない:選抜総選挙10周年 AKB48グループがずっと守り続けているもの (2/3)

[伏見学,ITmedia]

 ここ数年で海外グループがどんどん立ち上がり、特にBNK48はすごい熱狂ぶりに。「恋するフォーチュンクッキー」のYouTube再生回数が1億回を超え、今回の総選挙に向けたアピール動画でもBNK48のメンバーが再生回数の上位を占めている。細井氏にとっても想定外のことだという。

AKB48劇場支配人の細井孝宏氏 AKB48劇場支配人の細井孝宏氏

 「こうした盛り上がりの中で開票イベントをやったら、どうなるのか楽しみですよね。昨年までは指原(莉乃)と(渡辺)麻友がいて、そのライバル対決が見どころだったのかもしれませんが、今年は海外勢がどれだけ食い込むのかが見どころだと思います。僕らもどうなるのか分からない。『世界が入ってくるとこういうことも起きるのか』という気付きがありました。こうした出来事が今後の企画を広げるのです。来年は開催地がタイになっているかもしれませんよね」

 こうした状況は緻密に計算されたものでは決してない。だからこそ流れを見ながら、今なら何が一番面白いのかをその都度考えていくのが重要なのだという。

 「何が起きるのか分からないのがエンターテイメントの世界。昨年の選抜総選挙では速報でNGT48の荻野(由佳)がダントツのトップでした。多くの人たちが予測していませんでしたし、だからこそ大きな驚きがあって、選抜総選挙の流れが変わりました。最初から型にはまっていて『これはこういうものだ』と決めてしまうようなものはAKB48グループにはありません」

 細井氏自身も過去に何度も驚かされたことがあった。昨年の開票イベントのスピーチの場で渡辺麻友さんが卒業を発表するのは事前に聞いていなかったし、かつて前田敦子さんがライブ中に突然卒業宣言をしたのにも腰を抜かしたという。

 「僕も含めてスタッフやメンバーは、一般の方々と同じく公式発表によって初めて知ることがたくさんあります。スタッフすら驚くAKB48グループなのです。エンタメは人間が創り、人間を相手にするような生ものですから、当然どう変わっていくのか誰も予測がつかないことが多々あります。今年の選抜総選挙当日も何が起きるか分からない。だから楽しいし、次につながっていくのです。例えば、総選挙は国内でしか開催しませんなどと頭の固いことを言ってしまったら、途端につまらなくなるでしょうね」

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