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» 2018年06月25日 06時30分 公開

池田直渡「週刊モータージャーナル」:え!? これクラウンだよな? (1/5)

トヨタのクラウンが劇的な進化を遂げた。今まで「国産車は走りの面でレベルが低い」とBMWを買っていた人にとっては、コストパフォーマンスがはるかに高いスポーツセダンの選択肢になる可能性が十分にあるのだ。

[池田直渡,ITmedia]

 「BMWが欲しいなら一度クラウンに試乗してから決めるべし」。

 いやいや、クルマ好きな人に非常識に聞こえることは重々承知している。もちろんクラウンにはキドニーグリルは付いていないし、何より外車じゃない。望むものがそっちなら言っても仕方ないが、今まで「国産車は走りの面でレベルが低い」とBMWを買っていた人にとっては、コストパフォーマンスがはるかに高いスポーツセダンの選択肢になる可能性が十分にある。特に全幅を1800mmに収めた使い勝手の良さを考えると、新型クラウンは得難い1台であるかもしれない。

井の中の蛙をやめて世界の強敵と互角に戦うために生まれ変わった15代目クラウン 井の中の蛙をやめて世界の強敵と互角に戦うために生まれ変わった15代目クラウン

 価格はまだ正式発表になっていないが、トヨタは従来据え置きでいきたいと言う。現行モデルを見ると、下は400万円から上が620万円あたりである。パワートレインは2.0ターボと2.5ハイブリッド、3.5ハイブリッドの3種で、それぞれに全く性格が違う。繰り返すが全く別物だ。

 お勧めのど真ん中は、大型セダンらしさと高運動性能を両立した2.5ハイブリッドのAWDである。これは文武両道の見事な優等生。一方で「これがクラウン?」と思うようなライトウェイトスポーツ的ハンドリングが欲しければ2.0だ。これまで「そんなことはクラウンに求めていない」と思われていたような走りが2.0ターボにはある。最後に残った3.5のハイブリッドは、良く言えばバンカラ。悪く言えば粗雑。だいぶレベルが落ちる。

 話の骨子は以上である。長い記事が嫌いな人はここから先は読まなくて良い。

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