一説に、青色は食欲を減退させるとされている。青色の眼鏡を付けたりして料理を青色に見せる「青色ダイエット」なるものまであるくらいだ。実際に青い食べ物というとかき氷のブルーハワイやアイスのチョコミント味などが思い浮かぶが、少なくとも日本ではあまり多くないようだ。
そんな食のちょっとした“タブー”、青色に今回挑戦したのが業務用の食品メーカー、ケンコーマヨネーズ(東京都杉並区)。7月17日に発売する業務用の「ノンオイルドレッシング オーシャンブルー」(同社サイトでは500ミリリットルで税込502円)だ。しかしなぜ「青」なのか?
このドレッシング、名前の通り透明感のある青色が特徴。スピルリナという藻の一種から抽出した色素を使うことで「海をイメージしたブルーにした」(同社の担当者)。グレープフルーツの風味と香りがする味で、見た目と同様に爽やかに仕上げた。女性のユーザーを意識してコラーゲンも配合している。
同社の担当者によるとサラダに使うほか、ベトナム料理の麺料理「フォー」にかけたり、酢の代わりにこのドレッシングを使った「おすし」もお勧めとか。ゆで卵を1時間漬け込むと淡い水色に、24時間も漬け込めばはっきりした青色に染まるという。
主にファミリーレストランや居酒屋、カフェなどにドレッシングを使った新メニューを提案することで売り込む予定。「白い皿にこのドレッシングの青は映える。素材に混ぜ込むよりも食べる直前にかけたり、素材を漬け込んで青く染める使い方を提案していく」(同社の担当者)
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