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» 2018年09月13日 14時18分 公開

解体される方向にある:中野サンプラザはなぜ「大三角形」なのか? 中野区に聞いてみた (1/2)

1973年に開業してから中野区民に愛され続けた中野サンプラザだが、現役区長が再開発の方向性を打ち出したことで、解体される可能性が高まった。そこで、中野サンプラザはなぜ「大三角形」のデザインなのか、運営方法はどのようになっているのか、中野区の担当者に聞いた。

[昆清徳,ITmedia]

 東京都中野区のシンボル的な存在である中野サンプラザは、コンサート会場、レストラン、結婚式場、会議室などを備えた複合施設だ。特に、人気歌手のコンサートが開催されると、目の前の広場にファンの行列ができるのだが、地元民にとっては当たり前の光景になっている。

 1973年に開業してから中野区民に親しまれてきたが、2024年をめどに解体されようとしている。9月11日、中野区の酒井直人区長は区議会定例会で「再整備に向けた検討を進展させていく考えである」と述べた。また、建て替え後の施設については。現在のデザインや名称を踏まえる方針も示した。

 中野サンプラザの最大の特徴は「大三角形」と呼ばれるデザインなのだが、どのような経緯でこのような形になったのだろうか。中野区の担当者に聞いてみた。

photo 解体される可能性が高まった中野サンプラザ

実質的に中野区が所有する

 中野サンプラザはもともと雇用保険法に基づく勤労者福祉施設として建設された。名前は一般公募から選ばれたもので、中野サンプラザの公式Webサイトによると「若さ満ちあふれるエネルギーの象徴『太陽=SUN』と、人々が集う場所『ひろば=PLAZA』が結びつき、『SUNPLAZA』という愛称が生まれました」という。

 中野サンプラザの所有者は厚生労働省所管の特殊法人である雇用・能力開発機構(2004年以降は独立行政法人)だったが、02年に同機構から中野区へ譲渡の打診があった。そこで、04年に中野区と民間企業グループが共同出資による「株式会社まちづくり中野21」を設立し、中野サンプラザを取得した。現在、中野区がまちづくり中野21の株式を100%保有している。つまり、中野サンプラザの実質的なオーナーは中野区であり、中野区長が建て替えなどの方針に大きな影響力を持つのである。

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