11月5日、米テスラのCEO(最高経営責任者)で資産家でもあるイーロン・マスク氏の公式Twitterアカウントを装う“偽アカウント”を通じたビットコイン詐欺が発生した。英BBCなどが報じた。
偽アカウントはマスク氏のふりをし、「1万ビットコインをコミュニティの全員に無料配布します。ビットコインユーザーに対し、過去最高額になる仮想通貨の無料配布をしようと決めました」などと投稿していた。
そしてユーザーに対し、より多くのビットコインを受け取るために、まずは少額のビットコインを入金するよう促していたという。騙されてビットコインを送ってしまった被害者によると、今のところビットコインが送り返されてきた人はいないようだ。
この偽アカウントは、別の著名人や企業の公式Twitterアカウントを乗っ取った後に、写真や名前を変更し、あたかもマスク氏の公式Twitterアカウントに見えるよう作り変えられていた。
Twitterの認証を受けたことを意味する青いチェックマーク(認証済マーク)があったため、マスク氏の本物の公式Twitterアカウントのように見えてしまう。
また、詐欺ツイートは広告用の「プロモツイート」として投稿されており、より多くのユーザーに拡散しようとしていた。
現在、問題のツイートなどは既に削除されている。
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