ローソンストア100は、9月4日から「タピオカミルクティー」(税別100円)を全国の店舗で発売する。容量は180ミリリットル。
担当者によると、タピオカミルクティーの開発に着手したのは3月頃。100円という価格を実現するため、さまざまな工夫を重ねてきた。例えば、容器のコストダウンを図るために、パッケージデザインの色数を絞った。その一方で、ミルクティーそのもののおいしさにこだわるため、インドアッサム地方のアッサム茶葉を採用している。
全国でブームになっているため、商品化にあたっては原材料の確保にも苦労したという。担当者は「さまざまな原材料メーカーに面会し、タピオカの確保に走り回った」と語る。タピオカの品薄に苦しんでいるのはローソンストア100だけではない。例えば、大手回転寿司チェーンのスシローは、人気のあまりタピオカドリンクの販売を一時停止していたことがある。また、ライバルのはま寿司も、原材料の調達にめどがついたことから、タピオカドリンクを再販売した。
ローソンストア100の担当者によると、飲料カップに固形物を充填できる製造工場が限られているため、製造ラインの確保にも苦労したという。ローソンストア100の「100円スムージー」を製造しているメーカーの工場が製造を引き受けてくれたため、商品化にこぎつけた。
大手外食チェーンが相次いで商品化したり、大手コンビニで取り扱ったりすることでタピオカドリンクは身近な存在になってきた。本体価格100円という商品が登場したことで、さらに普及に弾みがつきそうだ。
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