楽天が運営する就職情報サイト「みんなの就職活動日記」(みん就)がまとめた2018年卒の就職人気企業ランキングで、昨年1位だった電通が23位と、大きく順位を落とした。新入社員が過労自殺した問題でイメージを落としたようだ。
1位は全日本空輸(昨年2位)、2位は日本航空(昨年59)と、大手航空2社がトップに。4位のJTB(昨年8位)は上位の常連だが、33位の近畿日本ツーリスト(昨年79位)や65位の阪急交通社(昨年163位)が大幅にランクアップするなど、トラベル系の人気が高い。
電通は大きく順位を落としたものの、博報堂/博報堂DYメディアパートナーズはトップ10圏内の10位(昨年4位)だった。
昨年62位だったNTTドコモが113位にダウンした一方、昨年110位だったロッテが28位に入るなど、変動もある。全体的には「消費者としてなじみのあるBtoC企業が多く上位に見られた」という。
調査は昨年10月〜今年3月にかけて、18年卒予定の6114人に対し、対象企業約600社の企業ごとの「仕事」「会社」「雇用」「社会的責任」「採用活動」の5つの項目に対する魅力度を回答してもらう形でアンケートを実施して集計した。
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