「Xperia」で作れる3Dフィギュア ソニーとDMMが協業:NGT48起用のキャンペーンも
スマートフォン「Xperia」で3Dフィギュアが簡単に作れる――ソニーモバイルコミュニケーションズとDMMが協業する。
「3Dをみんなのものに」――ソニーモバイルコミュニケーションズとDMMグループが3Dデータ活用の普及で協業する。Androidスマートフォン「Xperia」で作成した3Dデータを使い、立体フィギュアを作れるサービスを展開する。
夏モデルの「Xperia XZ premium」、11月10日に発売した「Xperia XZ1」、17日発売の「Xperia XZ1 compact」3機種が対応。独自技術で3Dスキャンを実現した機能「3Dクリエーター」が実装されており、人を撮影すると簡単に3Dデータを作れるのが特徴だ。
ソニーモバイルコミュニケーションズの杉山博康マーケティングバイスプレジデントは「3Dクリエーターで『デジタル』と『モノ』という2つの新体験を提供できる。デジタル体験は、AR(拡張現実)エフェクトやSNSのシェアなど。モノ体験は、オリジナル3Dフィギュアが作れること。Xperiaで3Dスキャンから3Dプリントの注文まで全てできる」と話す。
その「モノ体験」を実現するのがDMMグループの3Dプリントサービス「DMM.make」だ。撮影した顔データと、既に用意されているボディー部分を組み合わせて、オリジナリティーあるフィギュアを作成できる。DMMグループのDGホールディングス 松栄立也社長は「3Dプリントは特殊な技術や知識がないとできないというイメージがあるが、身近なものに感じていただきたい。3Dフィギュアは結婚のお祝いなどにも最適だと思う」とアピールする。
3D機能のアピールのため、アイドルグループNGT48を起用したキャンペーン「旅する3Dフィギュアフォトコンテスト」を11月16日から開催。(1)NGT48のメンバー5人の3Dフィギュアを抽選で250人に送付、(2)当選者は全国各地で3Dフィギュアを撮影、(3)ハッシュタグを付けてSNSに投稿、(4)投稿された写真の中から抽選で10人に新潟県のNGT48劇場に招待――という、メンバーとのデート気分が味わえる試みになっている。
実際にXperiaを使い、3Dスキャン体験をしたNGT48メンバーたちは、「顔だけでなく、衣装のプリーツまで完全再現している」(北原里英さん)「スキャンはすごく簡単にできた。撮影はすごく盛り上がった」(荻野由佳さん)と楽しんでいた。
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