Netsky-Pワーム、ハリポタ人気便乗で威力持続

ハリー・ポッターのゲームを装ってファイル交換経由で拡散しているNetsky-Pについてセキュリティ企業が警告している。

» 2004年06月04日 08時39分 公開
[ITmedia]

 3月に出現したワーム「Netsky-P」が勢力を盛り返しているとして、セキュリティ企業Sophosが6月3日注意を呼びかけた。ハリー・ポッターのゲームを装ってファイル交換経由で拡散していることが原因で、「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の劇場公開に伴い、ファンがつい注意を怠ってしまうようだと指摘している。

 「2000年のピカチュウワームと同じ手口で、Netsky-Pはハリーポッターの本や映画に関連したコンテンツを装い、若年ユーザーを標的としている」と、Sophos上級テクノロジーコンサルタントのグラハム・クルーリー氏。

 Netsky-Pは電子メールおよびファイル交換経由で感染するワーム。5月中にSophosに寄せられた報告件数は、Sasserワームに次いで多かったといい、同氏は「Netsky-Pを見くびってはいけない。3月22日に発見されて以来、長期間にわたって最も報告件数の多いウイルスにランクされており、先月になってSasserに1位の座を譲ったにすぎない」と指摘している。

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