MS04-023の対象OSが拡大、Windows 98／98SE／Meでもパッチ適用を

マイクロソフトは、MS04-023（840315）の問題は、Windows 98／98SE／Meでも「緊急」の脆弱性に当たるとして情報を改定し、パッチを公開した。

[ITmedia]

　マイクロソフトは7月15日、前日の月例アップデートで公開したパッチのうちMS04-023（840315）はWindows 98／98SE／Meについても「緊急」の脆弱性に当たるとして情報を改定した。

　このパッチは、showHelpの脆弱性とHTMLヘルプの脆弱性という2種類の問題を修正する。特に、後者のHTMLヘルプの脆弱性は、リモートから攻撃者によるコードの実行を許しかねない危険なものだ。

　当初この脆弱性は、Windows NT 4.0のほかWindows 2000／XP／Windows Server 2003に影響するとされていたが、15日になってこの情報が更新され、Windows 98／98SE／Meについても緊急の脆弱性であるとされた。

　マイクロソフトでは同時に、これら3種類のOS用のパッチをリリースしている。Windows Updateから入手が可能なほか、Windows 98／98SE用は同社Webサイトでも公開されている。これらのOSを利用している場合は、早急な適用が望ましい。