AMD、XP SP2のセキュリティ機能に対応

Athlon 64プロセッサで、Windows XP SP2に対応する「Enhanced Virus Protection」(EVP)機能が利用可能になった。バッファオーバーフロー攻撃などの悪質コードを特定、その拡散防止に役立つとされる。

» 2004年08月10日 07時37分 公開
[ITmedia]

 米AMDは8月9日、同社の全Athlon 64プロセッサで、Windows XPのService Pack 2(SP2)に対応する「Enhanced Virus Protection」(EVP)機能が利用可能になったと発表した。

 MicrosoftのWindows XP SP2は、先週末、製造工程向けにリリースされた。

 AMDのEVPは、セキュリティが強化されたSP2との併用により、コンピュータをウイルスやワーム、トロイの木馬から守ろうとする。SP2に備わったData Execution Prevention技術と連携し、バッファオーバーフロー攻撃などの悪質コードを特定、その拡散防止に役立つとされる(2月26日の記事参照)

 Athlon 64 FX-53、Athlon 64モバイル/デスクトッププロセッサ、Sempronプロセッサの利用者は、SP2とともに内蔵EVP機能を使うことができる。Opteronプロセッサに関しては、Windows Server 2003 SP1およびWindows Server 2003 for 64-bit Extended Systemsがリリースされ次第、EVPを利用できるようになる。

 AMDでは、Athlon 64プロセッサ搭載マシンのユーザーは今後、電子メール、音楽ファイル共有、写真のダウンロード、ゲームなどの実行において、従来より高い安全性を確保できるとアピールしている。

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