ノキア、SSL VPNアプライアンスをバージョンアップ

ノキア・ジャパンは、SSL VPNアプライアンス「Nokia Secure Access System」をバージョンアップし、Secure Workspace機能を追加した。

» 2004年09月27日 18時53分 公開
[ITmedia]

 ノキア・ジャパンは9月27日、同社のSSL VPNアプライアンス「Nokia Secure Access System」の新バージョン、「Nokia Secure Access System 2.1」を発表した。

 Nokia Secure Access Systemは、手元に専用クライアントをインストールすることなく、Webブラウザを通じて安全なリモートアクセスを実現するSSL VPNアプライアンス製品。アクセスしてきたクライアントの状況や脆弱性を検査する「クライアント・インテグリティ・スキャン」や、その結果などに基づいてダイナミックにアクセス権を設定する「アドバンスト・アクセス・コントロール」といった機能を備えていることが特徴だ。

 今回のマイナーバージョンアップでは、SSL VPNのセッション下で作成されたデータを保護する新機能、「Secure Workspace」が実装された。これまでも、キャッシュの消去などによってSSL VPNでやり取りされたデータを保護することができたが、Secure Workspaceは、関連するデータを仮想ワークスペース内に保存することで、より堅牢な保護を実現。キオスクなど不特定多数が端末を利用する環境でも、機密情報の流出を防ぐという。

 Secure Workspaceはまた、予期しないクラッシュやリモートデバイスの再起動といった状況にも対応できるという。

 ノキアでは9月より、Nokia Secure Access Systemv 2.1の提供を開始する。追加のライセンス費用は不要で、サポートサービスに加入している顧客には無償でバージョンアップが提供される。

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