MS、自社版「Wiki」をオープンソース化

MSが3番目のオープンソースコードを公開した。今度はなんと「Wiki」アプリケーションである。(IDG)

» 2004年09月29日 08時40分 公開
[IDG Japan]
IDG

 オープンソースへの歩み寄りを示すかのように、Microsoftは9月28日、SourceForge.netに新たなオープンソースコードを公開した。

 MSが公開を開始したのはFlexWikiのソースコード。WikiとよばれるWebサイト構築用プログラムの一種で、ユーザーがコンテンツの追加・編集を可能にするもの。同社にとってはオープンソース化する3番目のソフトであるが、実際に動作するアプリケーションとしては、今回が初めてである。

 これまでに公開されたWiX、WTLと同様に、FlexWikiも自社の商用アプリケーションの一部をなすものではない。FlexWikiはMS社員のデビッド・オーンスタイン氏が自社のソフトウェア開発プロセスに寄与できるかどうかを調査するプロジェクトの一環として開発したという。

 これまで公開されたMS版オープンソースコードはいずれもIBMが作ったCommon Public License (CPL) に基づく。コードの改変が可能で、商用製品に利用することもできる。コードを配布する際には改変したコードについてもシェアする必要がある。

 MSはFlexWikiを開発者向けWebサイトのChannel 9などのプロジェクトで使用している。社内でもコラボレーションのために利用しているグループがいくつかあるという。

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