職場でIM利用は約半数、セキュリティと生産性に不安

» 2004年10月16日 08時49分 公開
[ITmedia]

 IT市場調査会社米Radicati Groupが企業のインスタントメッセージング(IM)利用状況について行った調査によると、職場でIMを使っている従業員は約半数に上ったが、正式なIMソリューションを導入している組織は24%にとどまった。

 これは、企業内のIM利用がいまだにほとんど無料の公的IMネットワークを経由していることを示すものだと報告書は指摘。大企業では公的ネットワークを介したIMサービス利用に対して会社としてのポリシーを定める傾向があるが、中小企業ではポリシーが何もないか、公的なIM利用を支持している場合さえあると記している。

 企業の担当者から寄せられた回答では、IMの導入をためらう理由として、セキュリティ上の懸念や生産性喪失が挙げられたという。

 セキュリティ上の懸念が解消され、生産性が上がることが示されれば、IM市場には無限の可能性があることがこの調査で判明したと、Radicati Groupは解説している。

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