バイアグラ、RFIDタグで偽物に対抗

偽物の横行への対抗策に取り組んできたPfizerは、ついに薬品にRFIDタグを導入する計画だ。

» 2004年11月16日 08時49分 公開
[ITmedia]

 偽バイアグラなどの薬品が横行している事態を受けて、米Pfizerなどの大手製薬会社と米食品医薬品局(FDA)は11月15日、薬品へのRFIDタグ導入計画を発表した。Pfizerは来年中に、米国で販売されるバイアグラの全ボトルにRFIDを装備する。

 Pfizerのほか、GlaxoSmithKline、Purdue Pharmaの3社が偽物と区別しやすくする目的で、自社の薬品にRFIDタグを付ける。また、Johnson & JohnsonもRFIDの標準技術確立を主導するとともに、RFIDの予備実験に参加する。

 FDAはこれと平行して薬品へのRFID導入に向けたCompliance Policy Guide (CPG)を発行。さらに、薬品サプライチェーンにおけるRFIDの採用状況をモニタする目的で、局内にRFID作業部会を設置する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ