エクステンションをインストールして機能拡張を行うことで、Firefoxはさらに使いやすくなる。この連載では、便利なFirefoxエクステンションを紹介していこう。
エクステンションで機能を拡張するのは楽しい、と思うユーザーは思った以上に多いようだ。同連載を開始してから、スラッシュドットでもエクステンションについて活発な意見交換が行われている。
さて、今回紹介するのは、アーロン・アンダーセン氏などを中心に作成されているPrefBarである。このエクステンションは、Firefoxの環境設定の多くをツールバーから変更するためのもの。JavaScript/Javaといった機能のオン/オフのほか、Flashの非表示、履歴やキャッシュ(ディスクキャッシュおよびメモリキャッシュ)のワンボタン削除、さらにはリファラーを送信するかどうかの選択も可能だ。通常、JavaScriptのオン/オフなどの変更はメニューから[ツール]-[オプション]と進んで変更するが、これと比べて手早く各機能にアクセスできるのは非常に使い勝手がよい。
PrefBarはこちらのサイトからダウンロード可能。なお、11月26日時点の最新バージョンは2.3.1となっている。
インストールすると、以下のようにPrefBarのツールバーが追加される。なお、このツールバーは[F8]キーで非表示にできる。
例えば、ColorsとImagesのチェックを外した状態でITmediaエンタープライズのTopページにアクセスすると次のようになる。
ツールバーに表示する機能は[Customaize]ボタンを押すことで追加/削除が行える。ここから、進む、戻る、リロードなどのナビゲーション機能や画面のリサイズ機能なども追加することができる。
PrefBarでは、User Agentの偽装も可能となっている。この機能を使うことで、IEやNetscapeなど異なるUser Agentを使うことができる。IEでのアクセスを前提としているようなサイトなどでは重宝するかもしれない。とはいえ、そうしたサイトではJavaScriptがIEの独自仕様になっていることもあるので、User Agentだけ変更しても問題解決にならない場合もあるが……。また、User Agentを変更するとJava Pluginが動作しないといった報告もあることは覚えておいてほしい。
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