SCOサイト、2日連続で改ざん被害

Linuxコミュニティに著作権攻勢をかけているSCOのサイトがクラックされた。しかも2日連続で。

» 2004年11月30日 08時08分 公開
[IDG Japan]
IDG

 米SCO GroupのWebページが2度にわたってハッキングされ、「Linuxの一部を保有している」という同社の主張を茶化すようなメッセージが掲載された。

 11月29日、何者かが同サイトに不正侵入、「貴殿のコードはすべてわれわれの掌中にある。全額を支払え」と記したバナー画像を貼り付けた。この画像は米国で同日午前に削除されたが、前日の28日にも同じような攻撃を受けた直後だった。

 SCOも、自社のWebサイトが「悪質なハッカーによって2度にわたる不正侵入を受け、一時的に2ページが改ざんされた」と認めている。広報担当ディレクター、ブレイク・ストーウェル氏の電子メールによれば、同社は迅速に動いてハッキングされたページを復旧、不正侵入に利用された脆弱性を修正したという。

 オープンソースのニュースサイトNewsforge.comが28日伝えたところでは、SCOサイトは「SCOがMicrosoftのソフトに対して知的財産権を主張する」という内容に書き換えられ、「hacked by realloc(,」という署名が添えられていたという。29日の攻撃で改ざんされたバナーのバックグラウンドにも同じ署名が表示されていた。

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