携帯アプリ破壊するトロイの木馬に亜種出現

Symbian携帯に感染するトロイの木馬に、早くも亜種が登場した。

» 2004年11月30日 08時44分 公開
[ITmedia]

 Symbian OS搭載の携帯電話に感染するトロイの木馬「Skulls」に新たな亜種が出現した。F-Secureのウイルス情報によれば、今回の亜種「Skulls.B」は基本的な機能はSkulls.Aと同じだが、携帯電話をCabir.Bワームに感染させるという。

 Skulls.Bに感染すると、システムアプリケーションが置き替えられてメッセージングやWeb閲覧、カメラといったスマートフォン機能が使えなくなる。Skulls.Aではアプリケーションアイコンがドクロマークになっていたのに対し、Skulls.Bは一般的なアイコンを使っているという。

 また、Skulls.Bは携帯電話を「Cabir.B」ワームに感染させる機能も持つ。Cabir.BはやはりSymbian OSに感染するワーム「Cabir.A」の亜種。機能はほとんど同じで、違いは携帯電話を再起動した際に表示されるテキストが「Caribe」になっている点のみ。

 F-SecureではSkulls.Bをインストールしてしまった場合、携帯電話の再起動はせず、指示に従ってアンインストールするよう呼びかけている。

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